オランダでマキシマリストに向かっている感じがする!
物がたくさんあって落ち着く気持ちがすごくよくわかる。
私のおばあちゃんがそうだった。
おばあちゃんのお家はとても広くて、どこまで行っても部屋があったしトイレもお風呂もたくさんあった。
・・・たくさんあったのはトイレだけだったけど・・・。
お風呂は一つだった、うん。確か。
おばあちゃんのお家に行けば、無いものは無かった、何でもあった。
おじいちゃんが多趣味だったから、おばあちゃんも多趣味だったから、物が溢れてた。
でも、ゴミ屋敷では無かった。収納場所がたくさんあったから。
床下に倉庫みたいなところもあった。
写真がやりたいな、と思ったら一眼レフがあったし、バーテンダーやりたいな、って思ったらシェーカーもカクテルグラスもあったしお酒類もたくさんあった。
何なら池に鯉がいた。
観賞用の石がたくさんあった。・・・石て・・・。
ゴルフ用品もたくさんあった。私はやらなかったけど。ゴルフはだから、おじいちゃんがやるスポーツだと思っていた。
おばあちゃんは何でも極める人だから、日本人形がたくさんあった。・・・切り込み人形っていうの?師範代だった。・・・多分2〜3体は髪の毛伸びるやつだった。・・・多分ね。あれは夜見たら怖いやつ。
社交ダンスもすごくはまっていたから、ヒール靴なんか、私でも履けない派手なやつたくさん持っていたし、激しめのドレスやアクセサリーもたくさんあって、着物とかも宝の山だった。
何でこんなに物があるのかな?ってちょっと疑問だった
結構私は小さい頃から必要なものがそれほど無かったから、ミニマリスト寄りだったと思う。
毛布の端っこ齧ってれば生きていけたし。
だからおばあちゃんのお家に行くと、物の情報が多すぎておびえ・・・いや、おびえながらも”いい匂いだな”って思ってはいた。
おばあちゃんのお家の匂いを嗅ぐと安心する、っていうか。
ふんわり包まれた匂い、っていうか。
物が溢れていて、何でもかんでもあったけど、多分マキシマリストってだけで、物を雑に扱っていた訳では無かったのかと思う。
スーパーのビニール袋とか、一枚一枚きちんと畳んで収納してたし。
広告紙もゴミ箱の形に折ってから、ていうより、いつ行っても折ってたし。広告紙のゴミ箱。そのゴミ箱に収納してた。折ったゴミ箱。マトリョーシュカみたいに。
声を大にして言おう
今こそ!わかる!
私は確実にその血を引いている感じがする!
毎日毎日、買い物して、います。はい、しています。
段々とお部屋の中が自分の好きなもので溢れかえりそうです。
大丈夫ですけども!溢れかえりませんけども!
お気に入りの近所のパン屋(といってもカプチーノや野菜や牛乳・肉・チーズなども売っているので八百屋に匹敵)で食品を買うと紙袋に入れてくれるんですけど、その袋をちょっとしたゴミ箱にしているのでカゴの中に小さくたたんでせっせと毎日収納している。
んで、ほぼ毎日アンティーク屋へ行って、何かしら購入するもんだから、何も買わない日が稀にあっても、兄ちゃんらが『ありがとうね!』って言ってくれます、あぁ。
ほぼ毎日、何かしら見つけちゃうんだなぁ。
よく見つけられるな!自分!
まぁ、日本では考えられないものが売っているからね、もうたまらんですわ。
糸車とか、シャンデリアとか、ハープとかシガレットケース(葉巻の方)とか銀食器とか・・・まぁこちらが本場のものだからね。
日本でもあるだろうけど、なかなか、ね。
大体にして日本のアンティーク屋は高いけど、こちらは何ならアンティークしかないから、かなり安いのね。
ワンコインですな。大体が・・・まぁ、それでも目が飛び出るくらい高い物ももちろんあるけど。
・・・だからね、買う。
自分のお部屋が自分の好きなもので埋まっていくことは、とても居心地が良い。
どこを見ても、自分の好きなものがたくさんあって笑顔になる。
お猫様も居心地がいいから入り浸りだし。
おばあちゃんの気持ちがとても良くわかる。
それらを手入れする時間も結構好きだ。
とは言っても、小さい部屋だからこれで済んでいる気がする!
自分の家を購入したら、間違いなくマキシマリストになるんだろうな!
・・・それでも自分が安心したり、幸せならいいか・・・。