オランダでも変・・・?!自分。
変態、ってわかりますか。
意味を調べたら
1. 元の姿から変わった形態。転じて異常な状態。
2. 形態を変えること
って出てきたんですけど(ググっただけ)自分って結構変態だと思うんですよ。
自分の趣味、というか観点?視点が人と違う感じする、っていうか。
日本にいた時は特にそうだった感じがする・・・いつも人と違うことばっかり言ってたし。超変態!自分!って思ってた。
例えば、住宅街の塀と塀の間の小道とかちょっとどこ繋がってるかわからない道とか、そういうとこ見るとほんとにグッと来るものがあって、行ってみたい・・・寝転がってみたい・・・って引き寄せられちゃうんですよね。
もちろん、汚い道とか匂いがいい匂いじゃない、とかなんだか嫌な感じがする、とか条件を満たしていないとグッとは来ないんだけど。
自分なりのこだわり条件。
あと、お花を好きで飾るんだけど、ちょっと向きが違う!とかちょっと角度的に違う!とかなったらもう気になっちゃって、生けなおしたりとか、まぁあんまり大きな声じゃ言えないんだけど、お礼を言って捨てちゃう、とか・・・。
自分が変態すぎて、ちょっと自分でも何言ってるかわかんない時あったりとか。
でも、自分の言いたい着地点は見えているんだけど、とか。
要はこだわりがすごくある、って事ね。
わがままだし、自己中だし、あと自分の事しか考えてない割には自分がわかってないし・・・うん、結構面倒臭いタイプのやつ。
オランダではそんな自分の変態さがちょっと微々たるものだった!
オランダの人変態だらけ、って感じがする・・・自分が変態だから周りに変態が集まるのか、元々オランダ人は変態なのか・・・。
ちゃんとした言い方に変えれば、自分と価値観が同じ人を日々見つける、って事。
オランダはご存知の通り、運河に囲まれている(囲まれているというより国中どこにでもある運河)けど、私の街は河にも面していてハーバー(港)もある。
・・・海じゃないからお魚取れないんですけども。取れるけど食べられないお魚、っていうか。水汚いし。
景色はすごく良い。
・・・泳ぎたい・・・自分は海や水が好きで、小さい時は海の中で死にたい、と思っていた。
海に潜って上を見上げるとお日様の光がキラキラして綺麗だから。よくやっていた、プールの底に潜ってひたすら上を見るごっこ。(変態)
だから、いつも外を出歩きながら「あぁ、この運河に飛び込みたい・・・もう携帯とかどうでもいいからこの橋から飛び込みたい・・・」って日々グッときてたんですけどね。
ある朝、運河沿いを散歩中にバシャーン!バシャーン!って音が。
ちょっと日光が眩しくてわからないけど・・・あれは・・・浮き?!が近づいてくるぞ!
って見ていたら、運河で泳いでいる紳士・淑女の皆様でした・・・。
えっと、実行に移してる人・・・いたよね。
(ちょっと〜何やってんの〜)って写真に収めながら、嬉しくなっちゃった。
実行力!・・・とりあえずやりたいからやる!の実行力!
私は妄想してニヤニヤしてるただの変態だけど、ここには同じ事を思って実行する人々がいる。・・・私、変態じゃない・・・。
最近は暑いのでね、結構そこかしこで橋から運河に飛び込む輩をよく見かけます。
運河は汚いのよ、濁っているけども、水の中に入って泳ぎたい、ただその一心でやっている人々・・・うーむ・・・変人ばかり・・・。
ちょっとハウスオーナーさんの話を一つ
ハウスオーナーさんの仕事は特殊技能の大工さん。
古い家を修復・改築・補修などをする大工さん。
日本でいうところの”五重の塔”を修復するのと同じ仕事と思ってもらってほぼ間違いない。
なんてったってオランダは家自体が大変古くて、500年前とかザラにある。
500年前は日本は戦国時代です。
戦国・・・時代・・・。
戦国時代に建てられた家が現存するって・・・どんだけ・・・。
そういった家を補修したりするわけですから、単純に『古い物が大好き』なハウスオーナーさんです。
昔の物、ありとあらゆるものにグッとくるみたいです。
私が、自分の部屋にお花を定期的に飾っているのを知っていて、ある日コンポストに枯れたお花を捨てに行くときにすれ違ったら
『ちょっと待って!見せて、それ!まだ綺麗じゃない?!』
って呼び止められました。
え?いやいや、枯れてるよ、もうダメなやつだよ。
『そんな事ないよ、これ、すごくいい!』
て枯れっ枯れの花を私の手からもらって行きました・・・。
で、後日、キッチンの花瓶に挿してありました・・・。
『綺麗だろ?まるで絵画のようじゃないか!』
って超ご満悦!嬉しそう!超変態!
もう〜ありとあらゆる古い物が好きなんだから〜。
芽が出たジャガイモちゃんももらわれて行きました・・・。
『芽を取れば美味しそうじゃないか!』って。
うん、古い物が好きな変態だね!わかりやすい!
…葉っぱついとるがな…↓🍃🍂
そういえば、周りに変態がたくさんいます
ヨガのインストラクターの人も”ヨガ好き変態”だから目があっただけで”ヨガやれ〜ヨガやれ〜”ってヨガのなんだか図式図を贈呈されました。
(えっと・・・ヨガは・・・趣味、というか健康目的なんだけども・・・)
ヨガレッスン中はしょっちゅう周りに向かって投げキッスしまくり。
なんでか?
ヨガが好きすぎて、自分のクラスにヨガをしに来る人々が愛おしすぎる、ってさ。
愛しすぎちゃってんだって、ヨガを。
世が世なら、毎回抱き寄せてみんなにチューしたいってさ。
ヨガだけやってれば幸せで生きていけるって。
変・・・人・・・。
言っても、もうすぐ70代の女性よ?!
人は年齢でもないし、性別でもないけどさ、
筋肉量の差、筋肉の衰え、とかってあるからね?!
それが人の構造ですよ。
なんなら生き物の構造ですよ。
腹筋なんかバッキバキだしアクロバティックな型をやりながら話したって息切れひとつしないんだから!
妖・・・怪・・・。
毎日なんも食べてないんだよ?野菜しか・・・たまにお肉食べるらしいけど・・・。
砂糖も食べないらしい。
砂糖ってどんなものにも入っているからね?
果物と野菜で生きてるんだってさ。
嗜好品も食べない飲まない。
ヨガさえやってれば幸せなんだって・・・超変態・・・。
いや、尊敬・・・偉人・・・。
巷で見かける人々も
私、5度見とかよくする。
・・・今の・・・何?!っていう人たくさんいて面白い。
そうか、日本じゃないからだ、ここ。
タトゥーが全身くまなく入ってる優しそうなお父さん、とか。
めっちゃかっこいい渋い人いるな、って思ったら甲高い声の(女性)男性だったりとか。
山から降りてきましたか?(オランダはどこに行っても山はないので超目立つ)っていう格好の長髪のお兄さんとか。
橋の上で黄昏てる小さいリュック背負った可愛い2mくらいの背のおっちゃんとか・・・あ、あのおっちゃんアンティークショップのおっちゃんだゎ・・・。
そういえば、贔屓のアンティークショップは家族経営なんだけど、そもそも長男が始めたお店なんだけど、その長男も曲者で(家族みんな愛すべき曲者)
なんでもかんでも買い物に行くと、音を聞かせる・・・『ほら!』って。
いや、音聞かされても困るし。
花瓶でもお皿でもグラスでも・・・色々話し聞きながら購入を考えていると『ほら!』って指で弾いて音を聞かせるのよ・・・え?私はなんて答えれば・・・?
(でしょ?)
ってドヤ顔されても・・・。
変・・・人・・・。
でもね、なんか結局買っちゃうんだよね、『ほら!』ってやられちゃうと。
ほら、私って変態だから・・・?
挙げたらキリがない
私、昔からひっそりと目立たず生きていきたいという思いがずっとあって、昔は私が何か言うたびに周りの視線が気になって居心地悪かったけれど、だって自分変態発言だから。
気がついたら、オランダに来てからというもの、ひっそり生きてられてる!自信がある!
もう全然ひっそりしすぎてある意味夢が叶った感!
全然変態じゃない!
もちろん、ひっそり生きていちゃだめだよ!って周りのオランダ人から言われるものだから、主張していかなきゃいけない、そう、自分の変態をどんどん出していかなきゃいけないんだけど、
今はただ、私は変態じゃないんだ・・・!
っていう喜びに浸っています・・・。
うん、でもね、本当は変態だよね、だからこの国に来たのだと思う・・・ってどんだけこき下ろすのか・・・!
誤解を招くような言い方しちゃったけど、多分私はオランダが好きな変態だと思う・・・。
今朝も今朝とて、散歩先で奇妙な鳥をかなりの時間撮影しながらニヘニヘしてたら同じ感じで撮影するニヘニヘ笑う女性がいた・・・気持ち、わかるぜ・・・。
同士よ・・・。
“エサ、くれないのかーい!使えねーな!”って一斉に去っていかれました…っていうか、あんたら誰?!(何の鳥?!)↓