MYSELF 自分自身を大切に 31
いつもスキをありがとうございます、HARUです。
続きを書くのに少し時間がかかってしまいました。
今まで関わってきたNPDの中で一番しつこく執着してきたのは、間違いなく今回書いている金銭搾取型のYです。
今でこそYの行動や言動がNPDの特性によるものだとわかるようになりましたが、知識がない当時はYの事がまったく理解できませんでした。
もちろんYからは何度も逃げようと試みました。でもあの手この手で執着され続けました。
『あとは金を出すようになれば完璧なターゲット(奴隷)』になるであろう私をYが逃がすはずありません。
夫がYに物申す
夜の訪問後も時々連絡なしで自宅に来ていたYですが、金の無心を直接しなくなった代わりに、私の子育てにやたらダメ出しをしてくるようになりました。
私がストレスをため込んでいく様子を見かねた夫は、Yが家に押しかけてきそうな日(私の給料日)に午後半休をとって帰ってきてくれました。
夫の予想通り、家に来ていたYに「いつも連絡なしに家に来て一日中居座られるのはものすごく迷惑だ」と物申してくれました。
しかしYはまったく動じず、なぜか夫に向かって自分の不幸話を延々と語りだしました。おそらく同情させて夫も取り込むつもりだったのでしょう。
しかしYの誤算は、夫の性格がNPDが最も苦手とするタイプだったこと。
夫はYのお涙頂戴話を完全にスルーして「何度も金の無心をしてきたのは旦那から金を借りてこいと言われているからか?」と問いただしました。
「うちの夫は単身赴任でずっと家にはいませんよ・・なんだか迷惑だと思われてるようなので今日はこれで」Yは話をそらしつつ逃げるように帰っていきました。
夫はこの時、Yが精神的におかしくなっているように感じたそうです。
目つきがなんだかおかしかった。話の内容も支離滅裂すぎてさっぱりわからない。途中で『旦那から霊感を授かった』とか変な事も言っていた。
『自称霊感師』のYがこれから先、病弱な子供の事で不安を煽り、変なお守りやお札や壺や石のようなものを買わせようとしてきたり、お祓いだのなんだの言って金をせしめようとしてくるかもしれない。
この夫の心配事は、残念ながら後日的中してしまいます。
つかの間の平和
自宅で対峙して以来、私の夫と接触したくないと思ったのか、Yは完全に家に来なくなりました。
その代わり、電話の回数が激増したので、急いで自宅の電話をナンバーディスプレイの物に交換し、Yからの電話には徹底して出ないようにしました。
これでようやくふつうの生活がおくれるようになってきましたが、電話の画面は毎日Yの電話番号で埋め尽くされていたので、不安感だけはなかなか払拭できませんでした。
Yの卑劣な手段
しばらくしてYは、確実に私が電話に出るであろうメッセージを留守電に入れてきました。
『連絡はもうこれで最後にするから一度だけ電話に出て欲しい。大事な話があるから。』
Yが息をするように嘘を言える事をすっかり忘れ「連絡をこれで最後にする」の言葉にうっかり飛びついてしまったバカな私。
Yは「やっと話ができたわ」と大喜び。(Yにとって)大事な話を私にし始めました。
「この前遅くにお宅にお邪魔した日があったよね?その帰りにうちの旦那が『子供の背後に黒い影が視えた。病気がちなのは家の方角が悪すぎてこの土地の悪いものが憑いてしまっているからだ。これはすぐにでも祓った方がいいい。』って言ったの。ね・・すごく大事な話だったでしょう?」
たしかに夜の10時に突撃してきた時、Yの夫がやたら家の中と子供をじろじろ見ていた事は覚えていましたが・・・
Yはおかまいなしに話をどんどん続けていきます。
呪いの言葉
「旦那がね、もしこのまま何もしなかったらどうなるかも教えてくれたの。HARUがどんどん気が狂っていって最後に自分の子を殺してしまうところがはっきり見えたみたいよ。早くなんとかしないとあなたがどんどん狂っていくって。でも安心して。うちの旦那がなんとかするって言ってくれてるから。もちろんとてもすごい力を使うからそれなりにお金はかかってしまうし一度では祓いきれないかもしれないけど・・大事な子供を殺してしまわないためならお金は出せるわよね」
それは私の一存で決められることではないので一度夫に相談すると言いました。
「それはダメ!あなたの旦那さんが悪い物を引き寄せている根源なの。旦那さんがいると祓うことができないって言ってる。子供を殺さないためにも一刻も早くなんとかしなきゃ。旦那さん今は仕事でいないわよね。うちの旦那は今日家に帰って来てるからこれからすぐ行くわ。とりあえずお金をいくらか準備・・」
ここで私は電話を切りました。
Yは、借りるのではなく、払わせるやり方にシフトチェンジしてきたのです。そのために子供を利用し、揺さぶりをかけてきたのです。
夫に連絡すると『人の弱みに付け込む悪質なやり方だ』と急いで帰ってきてくれました。
Yから再び電話がかかってきたので夫が代わりに電話に出て、一緒にいるであろうYの旦那を電話口に出すよう言いました。
「夫はさっき急な仕事が入ったので一緒にはいない」と言い出すY。
「子供の病気は我が家の問題であって他人には関係ありません。非常に迷惑しているので一家の主であるあなたの旦那さんと必ず話をさせてもらいます。なんなら会社に直接行ってもいいですよ。」
Yが電話の向こうで罵詈雑言を叫びだしたので、夫は話にならないと電話を切りました。
今思うと、Yのこの罵詈雑言は脱価値行為にあたるのかもしれません。
もし直接これを浴びていたらと思うとぞっとします。
夫を盾にしてしまった形になりましたが本当に助かりました。
突然引っ越すと言い出すがそれも嘘
それから3日後、自宅の電話にYからの留守電が入っていました。
夫の転職で横浜に引っ越すことになったことと、私から連絡することはもうないけどあなたは本当にそれで後悔しないのか、明日までまだいるから行ってほしくないなら電話をくれという内容のメッセージでした。
たった3日間で旦那さんが転職して引越し・・いくらなんでも設定に無理がありすぎます。
おそらく夫が職場に行くかもしれないから転職したと嘘をついたのでしょう。
実際、横浜への引越し話も嘘でした。なぜわかったかというと近所のショッピングモールでばったり鉢合わせしたからです。
Yは満面の笑みで私の前に立っていましたが、私は完全無視で横を通りすぎました。追いすがってくるかもと警戒しましたが大丈夫でした。
もしかしたら天敵の夫が近くにいると思って近寄って来なかっただけかもしれません。今思うと近くを通り過ぎるのかなり危なかったな・・💧
ずっと呪いの言葉に苦しめられる
ショッピングモールで会ったのを最後にYとは一度も会っていませんし連絡もありません。顔はもうほとんど忘れてしまいました。
しかしYが己の欲望を満たすために容赦なく言い放った『HARUはだんだん気が狂って自分の子供を殺す』という言葉だけは今も忘れることができません。
呪いの言葉は今も子供の体調がよくない日が続いたり、何かあって弱気になたりすると突然頭の中に湧き上がってきます。はたしていつになったらこの呪いから解き放たれるのでしょうか・・
長くなってしまいましたがここまで読んでいただきありがとうございました。
次回はYとあれこれあった間に受診したメンタルクリニックの先生が教えてくれた話を書きます。