MYSELF 自分自身を大切に 30
いつもスキをありがとうございます、HARUです。
今回は29からの続きになります。長くなりそうなのでちょっと省略して、金銭搾取が始まりだす頃から書いていきます。
私が奇跡的に結婚できた後からの話になります。
誰であっても借用書は必須
「急で申し訳ないけど・・お金貸してくれないかな」
いつも人を小馬鹿にするような言い方しかしてこないNPD(以下Y)が、しおらしく私に言ってきたので驚いてしまいました。
理由を聞くと、遠方で車が故障してしまい、レッカー移動に高額のお金がかかってしまったとの事。すでに他の友達からもいくらか借りているけれどあと少し足りなくて困っていると言います。
最初は断りましたがYはなかなかあきらめてくれませんでした。
『前に会社で助けてあげたじゃない、その時の恩を返してくれ』とまで言われ、仕方なく一度だけ貸すことに決めました。
貸してもらえるとわかった途端、「あともうちょっと出してもらっていい?」と言ってきたY。話が違うと再び揉めましたが、結局、増額した金額で貸してしまいました。
後日、その事をものすごく後悔することになります。
3日ほどして自宅に現れたY。貸したお金を返しにきたのかと思って玄関先に出ると、Yは有名テーマパークのお土産の袋を持って立っていました。
満面の笑みで2泊3日で遊びに行ってきたと言うY。
「私は何も嘘なんて言ってないわよ。レッカー代を払ったせいで遊ぶお金がなくなっちゃったから貸してくれっていったの。だってそれで行けなくなったら子供がかわいそうじゃない?でもみんなが貸してくれたおかげですごく喜んでくれたわ、ありがとう。」としれっというY。
遊ぶための金が足りないと言ったら誰も貸さないと思ったからレッカーの話だけ出したのか・・
「いつまでに返してくれとかあなた全然言わなかったし、借用書があるわけでもない。もちろんお金は余裕ができたら返すつもりだけど、返却期限がないならいつ返してもいいってことよね?だから今日はお土産だけ渡すわ。」
私は自分の甘さを後悔しました。例え急に言われたとしても、相手が誰あっても、きちんと借用書を書かせて返済の期限を決めるべきでした。
うちに来ては金の無心
普通、借金をしている相手の所に来たいとは思わないはずなのに、金を借りてからのYは何度もうちに遊びに来るようになりました。
しかもいつ来るかわからない。連絡なしで突撃してくる。
来るのは朝の9時半で夕方5時までずっと居座り続ける。
何かしらの差し入れは持ってくるけれど、なぜかすべて私の嫌いなものばかり。どう考えても嫌がらせとしか思えません。
一番つらかったのが、前のお金を返してもいないのに、また金の無心をしてくる事。断るのが本当に大変でした。
家に来られない日も電話をしてきて無心してきます。
ATMの私を逃がさないために嫌がらせをしながら粘着を続けるY。
だんだん疲労困憊していく私に気が付いた夫は、何があったのかを聞いてくれました。
私はYにお金を貸してしまった時から今までの事をすべて話しました。
「人に金を貸す時はもう返ってこないと思って貸さないとダメだよ。今回貸した金は勉強代だと思ってあきらめて、あの夫婦とはもう縁を切ろう」
夫はY夫婦と縁を切りたいと思っていたそうです。なんだかあまり信用できないからと言っていました。
絶縁宣言するも・・
夫と話をした次の日、Yから電話がかかってきました。
いつもと違ってかなり切羽つまった様子で、必死で金を貸してくれと言ってきました。
「このままだと破産になる!子供の学資保険は絶対崩したくないの!お願い助けて!HARUさんにお金がないなら旦那さんの通帳のお金をこっそりおろしてきて!大丈夫、絶対バレないって」
なんでYの家の学資保険を崩さないために私が犯罪まがいの事をしなきゃいけないのかとすごく腹が立ち「もうお金は返さなくていい!その代わり縁を切るから!もう二度とうちに来るな!」とはっきり言いました。
Yは次の日に慌てて全額返しに来ました。
こんなにあっさりと返せるのに今までなんだったのと呆れる私。
「これでこれからも会えるわよね?」と言われた時は本気でがっかりしました。せっかく絶縁できるチャンスだったのに・・。
非常識な夜のアポなし訪問
さすがにやりすぎると縁を切られてしまうと思ったのか、私が絶縁宣言してからYが家に来る回数は減りました。
金の無心は電話でしてくるようになりましたが貸すことは絶対しませんでした。
Yとは少しずつ疎遠になっていこうと思いながら過ごしていた矢先、夜の10時に突然自宅のインターホンが鳴りました。
発熱で寝ていた子供が音にびっくりして起きて泣き出してしまいました。一体誰?こんな非常識な時間に来るなんて!
画面を見るとY夫婦が映っていました。
ちょっと渡したい物があって来た。それだけ渡したらすぐ帰るから玄関口まで来てほしいと言うY。
夜遅くに外で騒がれても困るので、子供を抱っこしながら急いで玄関ドアをあけると、ズイッと中まで入ってきて紙袋を差し出してきました。中身はおさがりの子供服でした。
「昼間は迷惑かと思って夜に来たの」と嫌味っぽく言うY。やっぱり嫌がらせとしか思えないんだけど!!
Yの夫は一言も発することなく家の中と、おでこに冷えピタを張っているうちの子供を交互に見ていました。
なぁ・・普通こんな夜中に届け物をする妻を旦那さんが諫めるものじゃないの?
夫が二階から降りてくるとなぜか二人は逃げるようにそそくさと帰っていきました。
この後、Yは病弱なうちの子供を利用して私たちに金を出させようとしてきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
次でこの話は終わると思います。長くてすいません。