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【現代アート】鳩に餌を与える美学



グループ情報

Spazio Cura / スペース ケア

Spazio = スペース Cura = キュレート/ケア 。ドイツを拠点にするSpazio Curaは、公共空間や建築環境の既存のスクリプトに優しく介入する空間的およびキュレーター的な実践。それぞれの文脈について、その構成要素(構築されたものと構築されていないもの、そのアクター、政治的要因、経済的流れ)を考慮に入れた特定のパフォーマンスシナリオを開発する。 プロセスのすべてのステップで、既存のものを根本的に受け入れながらプロセスを進行していく。したがって、空間制作は、新しいボリュームを取り壊したり構築したりする必要性とは見なされず、むしろ既存のものをケアする行為であり、隠された空間の可能性を明らかにし、それによって新しい美学を生み出すものと見なす。ベルリンを拠点に活動する建築家ソーベン・グレーベル(Thorben Gröbel)が主催している。


紹介作品

Scenario 03: Bird Feeding / シナリオ03:鳥の餌付け〉2021年

鳩が餌を目掛けて群がっている

導入

ベルギーのブリュッセルにて実施された。パフォーマーは設計された順序通りに遂行する。歩く道筋や車止めに餌をつける方法、パフォーマーが着用する衣服・道具、その他パフォーマンスに必要な動作が設計されている。

設計図
噴水でスチールガンを洗うシーン

形状

二人のパフォーマーが既存の道路に沿って等間隔に立てられた車止めに、鳩の餌を張り付けている。パフォーマンスの後半には使用した道具類を既存の噴水の水で洗う場面もある。一連のパフォーマンスが終了した後、野生の鳩が、餌に目掛けて飛び集まってくる。その様子を観察し、ビデオにおさめている。

付随文

通りは日の出後の朝に入ります。
車、自転車、歩行者、そして一般的な生活はありません。
通りの境界線には無数のポストが並んでいます。
支柱は銃で引く面になります。
パターンが形になり、その上に素材が塗られます。
投稿に次ぐ投稿は、そのように装飾されています。通りが再び残 されると、新しい生活が始まります。

素材

  • 道路に沿って立てられている既存の車止め

  • 鳩の餌(カボチャ・ひまわり・亜麻仁)

  • 野生の鳩

  • スチールガン

鳩の餌を張り付けるための糊を塗っている
  • ベルト

  • シードスプーン

鳩が食べなかった餌を回収している
  • 長袖衣服

  • ズボン

  • タオル

  • ガンホルダー


引用まとめ


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