冬の空気を感じた朝に思うこと
夏が暑すぎる
秋や春がなくなりつつある
地球がおかしい
人間は本当にわがままだなぁ。と思う。
人間界にはいろいろ複雑な事情があるのだろうけれど、そんなことはおかまいなしに自然界は粛々と季節をめぐらせている。
今朝の空気は特にひんやりとして、とても気持ちが良かった。
もうすぐ冬が始まることを、自然は音もなく教えてくれる。そろそろ冬支度をはじめなよ、と言ってくれているみたいだ。
気候をめぐる情報の中でよく耳にする「観測史上最高記録」という不安をあおるような言葉にいつも違和感を感じている。
それは地球が生まれてからの歴史から考えると、きっと一瞬の間こと。その一瞬を切り取った中の記録を元にして現状を語れるほど、地球や宇宙というものは単純なものなのだろうか。温暖化等の気候変動にしても、今後人間がどこまでコントロールできるようなものなのだろうかと疑問に思う。科学的な見方というもの自体がどこまで真実なのかとも。
人間が思っている以上に、人間には何もできないのではないか。と感じる。
自分たちを中心に据え置いてしまうと、見える世界も自分たち中心のものになるけれど、地球からしてみれば、私たちは生きているだけで二酸化炭素を吐いて、暮らしているだけでゴミを出し、空気を汚す。
それが人間というものなのだと自分の小さな暮らしを観察してもよく分かる。そんな私たちは地球という大自然に生かされているのだなと、空気の質が変化して季節が動き始める瞬間、特に感じる。
突然やってきた冬の朝の空気を感じてそんな事を思う。
新しくはじまる季節の匂いを含んだ、この冷たい空気を肺いっぱいに吸い込むのが大好きだ。