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純血種のごはんの話し

ここでは、長年飼育とブリードとお譲りをしていった中で、実際に経験した話しを書いております。


◾️まずは、こちらを読んで見てください。

  下記質問が多かったので、ホームページに掲載してる内容です


Q、ごはんはどうして同じ物じゃないといけないんですか?

A、うさぎの体質的な問題で、今まで(先祖代々)育って来た食事内容の変更は体調を崩す可能性が高いことや、栄養素の問題で品種らしく育たない為、同じ食事内容(同じペレット)をお願いしております。これは、25年間ラビトリーで実践して来たことであり、健康で長生きするこが多いことが今までの実績で証明されてます。(当ラビトリーで生まれたこですが、12〜14歳までの報告が沢山あります)(途中にペレットの変更が3回ありましたが、問題のない物を選んで実際に使ってみてからご案内しております)

⚠️特に、生後半年までは腸内菌が不安定な為 命に関わります

主食はペレット『オックスボウ エッセンシャル ヤングラビットフード』を生後半年ぐらいまで食べ放題、おやつにチモシーをひとつまみが通常の食事内容です。一般的におやつとされている、ドライフルーツ等は生後半年を過ぎたら少し与えることもありますが、本当にひとかけ程度でレーズン・ぶどう・マスカット類は禁止させて頂いています(近年中毒症状や死亡の実例あり)

上記の理由から、同じペレットと食事内容をお願いしておりますが、強制的に当店で買うような契約書は書いて頂いておりません。あくまでも、うさぎの体質上の問題でお願いしていることで、購入は他店でも問題ありません。


Q、牧草をあげないと歯が削れないと聞きましたが少しで大丈夫ですか?

A、獣医さんでも、うさぎの飼い主さんからもよく聞く言葉ですね。うちでは、25年間ほぼペレットオンリーで育てていても、歯のトラブルは殆どありません。※ケージを噛んでしまったり、高齢で歯がガタついたりは別の話しになりますが…

では、牧草を食べたら歯は削れると思いますか?物理的に考えると、歯の削れる構造は同じ硬さの物を摩擦することで削れます。なので、歯と歯が擦れて削れるのです。

それよりも、柔らかくても硬くてもちゃんと削ることはできません。なので、大袈裟に言うと奥歯でどれだけ沢山牧草を咀嚼しても歯同士の摩擦が起きてないので、牧草が邪魔で削れてないと言うことになります。そして強度が高いケージや金属を齧ると歯が曲がります

毎日の適度な咀嚼が歯の長さを適切に保ちます。うちの場合は、ペレットで適切に削れてると言うことです。

ただ、牧草にはうさぎをリラックスさせる要素や、食べることにより整腸剤の役目を補ってくれると言う利点もあります。普段多めにあげてしまうと効果も薄れてしまうので、なのでおやつ程度あげていると言うのが現状の状態です。牧草がサプリメントのような働きをしてくれます。

歯が削れない原因って、牧草を食べないからではなくて別に原因があるんです。例えば、食欲の低下による奥歯の過長。俗にいる奥歯が尖ってますねっと言うやつです。食欲が戻れば、自然に改善されますが原因が別にある場合は、それを改善しないと治りませんし、歯を先に削ることによりストレスや薬の副作用で更に食欲が低下することも考えられます。

あとは、先天性または、後天性の加齢や事故による不正咬合だと思います。

無知な繁殖者が不正咬合の親で繁殖してるのを見かけることもあります。(北海道では見かけませんが)


そういえば、どこかに亜種の話しも例として書いてたな…ちょっと探しきれませんでしたが、見つけたらここに貼ります。

◾️どうしてペレットを指定するの?

わたしがどうして、ペレット(指定の)主体で生後半年は食べ放題をお願いするのかというと、生まれてから生後半年間の食事ってその後の成長に大きく関わってくるからです。ここで挫けると、十分な体の成長や健康な体を作れないので飼い主さんに対してできる限りの助言でもあります。
そう思ったのには訳がありまして、お譲りして数ヶ月で体調が悪いとご連絡くれる方の殆どが、ペレットを食べなくなった・食欲が低下した・体調を崩したっと何か変化したことがあるか話しをきくと、ペレットを変更した・牧草メインにした・BABY用のおやつをあげた等(他にも色々ありますが)の答えが殆どでした。

わたしはお譲りの時に、「このペレットは体にはいいけど美味しくない見たいで、他のペレットをあげると食べなくなるので注意してください。」っと伝えますが、お譲りして早々に「ペレットを食べなくなった。その前に試しに他のペレットをあげた」と言われたことがありまして、「え?食べなくなるって言いませんでしたっけ?」っと伝えると「そういえば聞きました。」っと
なんか怒るに怒れないですが、辛い思いをするのはうさちゃんなんで、っと思ってしまいます。
一般的に売られているペレットが全部悪いとは言えませんが、加糖や匂いスナック菓子の様なもの、うさぎさんが食いつきがよく食べる様に作られているものが多いです。うさぎが沢山食べると飼い主さんの満足度が上がり売れると言う商品ですね
それを避けるためと、上記に書いた先祖代々の必要な栄養素を摂取できるように、ペレットを指定させて頂いてます。

これを守って頂ければ、その後の成長も安心して過ごすことができると思います。

◾️厳密に言うとどのくらいのペレットが必要なの?

1kgのネザーで、一日40gは必要です。(食べ放題でも、必要な量しか食べないです。中には例外もあります ホーランドだと倍は必要です。)
食べてるようでも量が少ないと、育たないといけない部分が育ちません。
生後半年以内に、食事制限をしてしまうとそれ以上の固形物を食べられなくなってしまい少食なうさぎさんに育ってしまい、体調を崩した場合は更に少ない量しか食べられず、改善するのが難しい状態になります。
良かれと思い、獣医さんの言うように牧草メインへや体重の1〜2%に変更したと言う飼い主さんが不調を訴えて来た時には、もう大体は元に戻すことが難しくミニウサギのような肉の付き方、風貌になってることが多いです
それが悪い訳ではないのですが、そもそも10〜20gのペレットってうちの推奨のペレットだと本当に数粒と言うか、おやつ程度で牧草を主に食べててもその分しか食べてないこはそれ以上食べれないんです。
体調崩して獣医さんに行き流動食をあげるにしても、必要な分食べられる(流し込めるか)かと言うと無理ですよね
だからと言って、牧草をあげれば済むような状態ではなく点滴をして栄養を補充しないとダメな状態で、なので食べられる腸が必要だと感じてます。
※旭川の獣医さんの殆どは、牧草メインでとおすすめするそうです。ですが、うさぎに強い獣医さんは殆どいません。流動食を上手にあげていた獣医さんは3件だけありました。

◾️どうして食べ放題を推奨するの?

食べ放題をお願いするのは、うさぎさんは常時腸を動かしてないといけない動物なので、食べたい時に食べられる環境が必要で、牧草(チモシー)でも代用はできるのですがその時期に牧草を沢山食べてしまうと必要な栄養素が流れてしまうので、牧草はおやつ程度にお願いしています。
指定しているペレットは、主原料はアルファルファ(牧草)なので、牧草主食と同じと言えば同じですが、それプラス必要な栄養素が入ってるのがペレットです。
基本的に、アメリカンラビットなので元々高タンパク質で育っていると思います。麦はだめだと言われてますが、アメリカでは沢山食べてたと思いますし、オートミールも沢山食べていたとのことでした。アメリカから来た本物の系統は、アメリカンな食生活をして来たうさぎさんと言うことですね
なので、国内の元からの国産のこはこの限りではありません。

◾️生後半年で違うペレットや牧草主体で育った場合どうなるの?

今まで報告があったことで言うと、成長が仕切れてない栄養過多な体に育った場合が多いです。多いのは腸毒素血症で「クロストリジウム性腸炎」で、下痢やゼリー状のうんちが出てしまい、食欲が落ちます。その多くはペレットを変更したりおやつを与えてしまったことによる、腸内菌のバランスが崩れることで起こります。少しの期間やほんの少しと思われるかと思いますが、うさぎは人間の10倍の速さで成長しています、特に成長が早い時期に1ヶ月あげただけでも1年近くの感覚と言うことを覚えて置いて欲しいです。
人間にしたらほんの一欠片のおやつが、ケーキひとホール分に値すると思って欲しいです。
ペレットを変更して栄養過多だと思ったのは、触ると筋肉の付き方がすごいカチカチについてたのと、表面には出て来てない脂肪が内臓についてると感じたことです。(感じたと言うか、開いて見たら脂肪がすごかったと言う事実から)
牧草主体で育てた場合は

すみません 続く…

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