花祭を終えて
1月2-3日に古戸花祭が無事に開催されました。
私は心の底から花祭が大好きで、花祭がなくなったら死んでもいいと思っています(結構ガチ)。
でも実は、小さい頃はあまり花祭が好きではありませんでした。
ましてや、自分が花祭のために団体を立ち上げ、大学生活の青春全てをささげるだなんて、
想像もしていなかった...笑笑
私がここまで花祭を愛するようになったのには、3人のキーパーソンがいるように思います。
私がこんな変人女子大生になってしまったのはこの3人のせい。
責任取ってほしいですよね。
お父さんへ
私は父のことが大嫌いです(中二のときから今日まで絶賛反抗期)。
特に理由はないけれど、嫌いなものは嫌いなのです。
だけれど私は、父のことを心の底から尊敬しています。
自分の言いたいことを包み隠さず言い荒らす上に口が軽い。
酒癖悪いのに涙もろい。
嫌すぎる。
でも、人一倍人情深くて感謝の気持ち忘れない。
なぜか父の周りにはいつもたくさんの仲間がいます。
「私と父はとても似ている。」
そんなことをよく言われますが、今の私では、到底父には手が届きません。
私があんな人の娘に生まれてきたのは、何か理由があるのではないか、そんなことを時たま考えます。
同級生の2人へ
私には幼少期からずっと一緒に舞ってきた2人の同級生がいます。
昔は2人ともめちゃくちゃかわいくてピュアだったのに…ね…。
中学生になったくらいから、女人禁制の名残もあって私だけ置いていかれる感がずっとあったのは否めないのですが、それ以上に私は、2人が年々かっこよくなっていくのを眺めるのが大好きでした。
本当にかっこよくて、何度も泣きましたね笑
でも、それがちょっぴり悔しくて…。
私も負けてられないなって思うし、また二人と一緒に舞いたいなって思っているうちに引退のタイミングを逃しました笑
一年に一度しかちゃんと会って話せないけど、それでも二人のことが大好きで、これからもずっとずっと一緒に歳を重ねていきたいなと思っています。
なんと言ったらいいのか、よくわかんない不思議な関係性…。
でも、二人がいなかったらとっくの昔に花祭を辞めてたかもしれない。
嫌な顔せず何でも協力してくれて、困ったときには助けてくれて、そんでもって一緒に最高の時間を共有できる大切な仲間。
感謝してもしきれない…
二人は特別です。
私がとらでぃっしゅを立ち上げた理由
もちろん価値ある伝統や歴史・文化・宗教観を守りたいと思っているし、ある程度の勉強はするつもりです。
でも正直、そんなことなんてどうでもいい。
「人々の居場所を守りたい」というのが今の私の原動力です。
地元を離れても、「帰る場所」がある。
それ以上に尊いことはないと思っています。
祭りを継承するために、集落の人々が一つになる。
一年に一度だけ、祭りがあるから人々が一堂に会する。
たとえ地元に戻れなくとも、祭りの日だけは地元に想いを馳せる。
お囃子を聞いたらいつの間にか体が動いている。
気づいたときには祭りが自分の人生にとって欠かせないものになっている。
祭りは人と人との心をつなぎます。
祭りの空間では全ての人が平等になれる。
みんな気づいたら笑顔になってる。
いつの間にか知らない人と肩を組んで騒いでる。
現代社会において、そんな特殊な空間は他にはないのではないでしょうか。
五穀豊穣とか無病息災とか、祭り本来が持つ古来からの意味。
それを祈ることはもちろん大切であるし、価値のあることだと思っています。
それを前提として、祭りが発祥した当時と違ってありとあらゆるものが進化した現代社会で、人々は何を願うのか…。
現代社会において祭りはどのような意義を持つのか。
そんなことをずっと考えています。
私にとって花祭は、大切な人たちと最高の時間を共有できる特別な瞬間。
花祭が近づくと、心がうずうずするし、
花祭が終わってしまうと、心にぽっかり穴が開いた感じになってしまう。
「私、花祭のこと好きかどうかわからなかったんだけど、今年一年花祭に参加するのを辞めてみて、やっぱり自分花祭が大好きだったんだって気づいたんだよね〜。」
数日前に後輩から言われた言葉。
これがまさに花祭の本質かなと思います。
また来年、大好きなみんなに会える日を想って、今年一年なんとか頑張っていこう…!
いつもありがとう。
来年はちゃんとダイエット成功させてから行きますね笑