あったかい心。
今日から3月。暖かくなり、春に近づいてきた。
新生活に向けて、気持ちも明るくなる季節のはずなのだが、ここ最近の緊迫した状態が続くロシアとウクライナの問題に心を痛めている。
詳しいことは分からないが、戦争はやっていけない、ということだけは理解できる。
何より、日々ニュースで伝えられる、ウクライナの人々の様子に心が痛む。
戦争なんて、歴史の教科書の中だけの話だと思っていたが、まさかこの現代に起こるなんて。
そのニュースが続いているからか、心が落ち込んでいる。
うまく言葉に出来ないが、自分がこんな平和に暮らしているのに、一方で、攻撃に怯え、家を壊され、泣きながら行き場のない人を見ると、本当に心が苦しい。この前まで、平和の祭典であるオリンピックで盛り上がったばかりなのに。そして、これからはパラリンピックもあるのに。
ここ最近、そういうことが多い。
育休でゆったりした時間が流れているというのもあるが、虐待のニュースなど、痛ましいニュースを目にすると、苦しくなる。というか、本当は、ネットニュースも、苦しくなるニュースは見たくない。
仕事をしていると、正直、失敗や悩みなど、じっくり考える暇がないほど、慌ただしく時間過ぎ去っていく職業なのでので、こんなに苦しくなることはないのかもしれない。(失敗したら、夜思いっきり凹むタイプだが…)
先日、録画していた「モニタリング」を見た。
その中に、“わらしべ長者”という企画で、通りすがりの人々が、物々交換をしていく内容だった。
番組的には、“ちょっといいもの“と交換となっていたが、正直、疑問に思う交換もあった。
その中で、一人の女の子が、置いてあった小さいカイロを、自分の持っている大きなカイロと交換した。
その子いわく、
「人が温かいと自分は温かくなくても大丈夫。寒くて心が温まりたい人にもらってほしい。」
とのこと。まさに、“ちょっといいもの”と交換。そして、心がほっこりとする理由。
単なる、自分が要らないから交換、ではなく、自分のものの価値が少し下がっても、次に使う人が喜ぶのであれば、という視点で、相手のことを自然と考えられていることが素敵だなと思った。
自分の子どもも、こういうあったかい心をもってほしい。
今は何より、プーチン大統領に、この心を持ってほしいが…難しいのか。
一日も早く戦争が終わりますように。