“出産=ゴール“ではないということ。
久しぶりの連続投稿。ここ最近、心身ともに参ってしまっている自分がいる。なので、半分ただの愚痴のようになってしまうが、あしからず。
我が息子、先天性疾患で生後すぐに手術を受けるなど、最初は慌ただしい日々を送ったが、それ以降、健康優良児かというくらい熱など一切出さず、よく食べ、よく寝て、小児科に行ったことがないことが自慢だった。
しかし、4月から保育園に通い始め、さっそく集団生活の洗礼を受ける。
毎月?いや、下手すると毎週のように、熱や咳が出始め、辛かったのは、それにより、家族全員がダウンした。夫は、1ヶ月咳が止まらず、私もつわりがあったので、咳をする度にえずくという悪循環にはまってしまった。おまけに、急な祖父とのお別れに、精神的にも大きなダメージがきた。
そして、今週は中耳炎。保育園で胃腸炎が流行っており、妊婦の私がかかったら辛すぎるため、自粛させようかなと思っていたら、まさかの高熱からの耳の痛みを訴え始め、耳鼻科に連れていくと、読み通り中耳炎。
やはり、集団生活が始まると、色々な病気にかかりやすいという本当だったのだなと実感。別に、かかることは仕方がないことであり、むしろかかる度に免疫力が強くなると考えているので、誰も悪いことではない。
ただ、ちょうど私がハイリスクな妊娠のために家にいるので対応できるが、これが働いていて、その度に休んでいたらと思うと恐ろしい。人員カツカツで、そんな頻繁に休める環境ではない。夫も、ちょうど今月から恐ろしく忙しくなった。
私自身の近況報告としては、初期の検診でMDツインということが確定した。MMではなくて良かったと一安心したのだが、医師からは、「MDツインの中の10~15%の確率で、TTTS(双胎間輸血症候群)というものが発症する可能性があります。その場合、レーザー手術を行います。」と言われ、その時は、「そういうことがあるんだなぁ」程度にしか考えていなかったのだが、なんと、現在、羊水差が2:8でTTTSになるかならないかの瀬戸際にいる。あまりのハイリスクということで、1ヶ月前から週2回、毎回念のため入院セットを持参し、検診を受けている。
しかも毎回詳しくエコーをしてくださるが、胎盤や双子の2人の位置などから、仮にレーザー手術になった場合、困難を極めるらしい。なぜこんなに毎回レアケースなんだろう。
ありがたいこととしては、子どもが心臓病で通院しているため、今の産科を選んだのだが、偶然、このレーザー手術できるのが、全国に数か所しかない中の一つであったことを知り、驚いた。もちろん、TTTSにならないことが一番なのだが、こんなにも比較的近くで、母子共に高度医療の恩恵を受けられて、感謝しかない。
今の一番の不安は、双子が無事に生まれてきてくれるだろうかということ。一人目の時のこともあるので、私は生まれるまで、何があるか分からないと考えるタイプである。SNS等で妊娠報告している友人をみると、「何の心配もないんだな」とうらやましく思う。あまりのハイリスクなので、ごく一部の人にしか伝えていないが、職場で管理職が色々な人に伝えてしまったのには、正直参った。たまに電話で近況報告をする際、リスクを伝えてはいるのだが、「大丈夫だから!」と、私のリスクには触れない。まぁ、わざと明るく話してくださるのか分からないが、身近にこういった状況がなければ、“無事に生まれるのが当たり前“という感覚なのだろう。
こうやって頻繁に通院するので、子どもから風邪等うつったときも、このご時世、その度に、PCRや抗原検査で疲れてしまう。
プラス、ここ数日の子どもの体調不良により、私はここにあと同時に2人増えて、子どもが3人になった際、看病など対応できるのだろうかと不安になった。きっと、一人風邪をひいたら、連鎖していくだろう。
これは私の勝手な持論だが、子どもを授かるということは、親のエゴである部分も大きい。特に私が行った不妊治療は、“こどもが欲しいという前提”でできている。だから、念願だった子育てに、そんな簡単に弱音を吐いてはいけないとも思っている。
ただ、実際経験して感じたことは、“出産=ゴール”ではないということ。石橋をたたきまくる慎重派の私でも想像していなかったことが起こる。それにどう対応するかが問われていく。
多くの人が五体満足健康に生まれてくることを願い、あわよくば男の子と女の子一人ずつほしいな、なんて願ってみたり、こんな習い事させてみたいなと思ったり。
でも、それはあくまでも想像の世界の中でしかない。希望通りにじゃなかったので交換してください、なんて当然できる訳がない。
子どもが生まれるということは、今までの生活スタイルが大きく変化し、優先順位も変わり、時に、ここ最近の私のように怒りまくって、人格まで変わってしまうことがある。笑
それにしても神様、私に普通の妊娠をさせないおつもりですか。笑
きっと、いろいろなことが起こる度に、自分自身パワーアップしていると信じたい。そして、不安になった時は、大好きな祖父が空から見守ってくれているという安心感が、私の心を落ち着かせてくれる。