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【経営企画部 × CTO 対談】GEOTRAの成長を支えるデータサイエンティストの進化

はじめに

こんにちは。いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。

今回は、経営企画部マネージャーの小島さんCTO(最高技術責任者)の森山さんに、データサイエンティストの仕事について対談をしていただきました。お二人には一年前にも同テーマで対談をしていただきましたが、その時点からどんな変化があったのでしょうか。

小島 拓也:2019年に三井物産にてキャリアをスタートし、再生可能エネルギー事業に従事。現在は、GEOTRAの経営企画部にてコーポレート全般をマネジメント。その傍ら、営業支援・データ分析も対応し、「GEOTRAの何でも屋」として活動している。
森山 拓洋:人と人をつなげるITに興味を持ち、KDDIに2014年に新卒入社。現在は、技術責任者としてGEOTRAのプロダクト開発をリードし、自らも実装に従事する傍ら、データサイエンティストとしてGEOTRA Activity Dataを活用したデータ分析を推進。

※2024年8月に行われた対談となります。


ーデータサイエンティストの昨年からの成長

小島:前回の対談から一年が経ちましたね。昨年度以上に多くのデータサイエンティストメンバーにジョインしていただきましたが、キャッチアップがどんどん早くなっていると感じます。GEOTRAの中にノウハウが溜まってきた感覚がありますね。

森山:そうですね。コードからエッセンスを抽出して蓄積するようにしていて、エッセンスがオンボーディングや素早い情報共有に繋がっていると思います。また、一昨年度、昨年度にジョインしたデータサイエンティストも、どんどん成長していると感じます。大変心強いですね。

小島:一番長いデータサイエンティストはもう3年目に突入しますね。中には、初年度は営業戦略部で競合企業等の情報収集を担当していたものの、データに興味を持ち2年目からデータサイエンティストに職種を変えてデータ分析に関わり始め、今では主戦力になっているメンバーもいますね。

森山:はい、お客様向けにどう分析するかを一緒に考えられるまでに成長してくれていて頼もしいです。

CTO 森山

ーチーム制や交流会などの導入と変化

小島:データサイエンティストの多くは、分析レポートの作成業務を担当していますが、去年と比較して工夫していることはありますか?

森山:去年はシフトに入るタイミングで、その時に対応するタスクを単発で割り振ることが多かったのですが、今年からは個々のデータサイエンティストに担当案件を振り分けるように意識しています。それによって、継続性が生まれ、お客様への提案もより深く考えられるようになったと思います。

また、大きな変化としてチーム制の導入もあります。これにより、横の繋がりが増え、データサイエンティスト同士の会話量が、去年よりも格段に増えています。データサイエンティスト同士で質疑や確認をしながら進める自走力がついてきていると感じます。

小島:データサイエンティスト同士の交流は確かに活発になっていますよね。傍から見ていても感じます。具体的にどのような場を設けているのですか?

森山:案件共有会と、データサイエンティストのみの交流会を設けています。

小島:案件共有会は、案件が増えてきた中で去年から始めた取り組みですよね。

森山:個々の案件を共有・把握することで、GEOTRA内の共有知として残して行こうという取り組みですが、かなりプラスに働いています。GEOTRAで取り組む案件は、全く初めての内容となる案件は少なく、過去案件の類似・派生であることが多いので、情報を蓄積・共有しておくために始めた取り組みです。

新たにジョインしたデータサイエンティストにとって初見の案件でも、1時間の案件共有会で取り組みの概要を把握できるので、業務に対する理解が早く、深くなっていると感じます。また、交流会で横の連携から様々な案件に関する情報が入ってくることで、分析をする上で求められることを理解して、加速度的に成長できる面もあると思います。

小島:データサイエンティスト交流会は、どれくらいの頻度で行っているのですか。

森山:今は、週1-2回で行っています。また、データサイエンティストの中でペア制を設けています。過去に類似案件を担当したことがあるメンバーと、まだ経験の浅いメンバーをペアにして、一緒に取り組んでもらうことで困ったらすぐに解決できるようにしています。

小島:基本的にはペア内で解決してもらい、それで解決できないことは森山さんに聞くような運用ですか?

森山:そうですね。ペア内もそうですが、データサイエンティスト交流会等を通じて、横の繋がりの中で解決できることも増えていると思います。体感では6-7割は、データサイエンティスト同士の会話の中で完結している印象です。

小島:まさに自立自走する体制が出来つつありますね。

森山:はい。データサイエンティストとは、私の1on1の機会を定期的に設けていますが、人数が増えると、どうしても私とのコミュニケーションの場が減ってしまいます。その中で、困ったときの相談先を明確にし、私とコミュニケーションを取らずとも、前に進めることができるのは良い変化ですね。

小島:リモートワークを行うデータサイエンティストも増え、中にはフルリモートで勤務する方もいますが、コミュニケーションで工夫をしていることはありますか?

森山:リモートのメンバーとは常にslackのハドルミーティングを繋いでオフィスの様子が常時見え、何時でも話し掛けることができるようにしています。コミュニケーションのハードルを下げ、気軽に話せる環境を作っています。

小島:ハドルミーティング良いですよね。私もリモートワークをするときに、参加することがありますが、リモートであることを良い意味で忘れるくらいの近さがあるように感じました。

経営企画部マネージャー 小島

ーGEOTRAでデータサイエンティストとして働く魅力

小島:さて、森山さんの思う、データサイエンティストにとってのGEOTRAで働く上での魅力は何ですか?

森山:シミュレーションモデルの作成に携われることですかね。データ作成からデータ分析、機械学習を通じたシミュレーションモデルの構築まで、幅広い業務に携わることができます。データサイエンティストからも「実践的なシミュレーションモデルの案件まで関わることができて面白い」という反応があります。

小島:シミュレーションって凄いワクワクしますよね。やっている本人が面白いというのも分かります。今年の4月に、元々インターン・業務委託として携わっていたメンバーが正社員として新卒で入社しましたね。

森山:GEOTRAに長く関わる中で、面白さを感じて入社を選んでくれたことがとても嬉しいです。データサイエンティストとして手を動かすことはもちろん、後輩への指示出しプロジェクトマネジメントも出来るようになってきており、心強いです。

小島:データサイエンティストとの会話の中で挙げられる、GEOTRAの面白さって何ですか?

森山:GEOTRAが提供するデータそのものに興味を持つ方が一番多いです。中々取り扱うことの出来ない、キャリアデータであるという点でも、特殊な作り方をする合成データであるという点でも、興味を惹くのだろうと思います。

ーデータサイエンティストに期待していること

小島:GEOTRAは、まだ3期目ということもあり、古株のメンバーですら行ったことがない業務も沢山ある中で、貪欲にチャレンジしてくれる方どうしたら出来るか一緒に考えてくれる方に来ていただけると心強いですね。

森山:Python等のスキルを有するかどうかではなく、何か知りたいことがあれば、理解するまでとことん自分で調べ尽くす方だと良いですね。GoogleでもLLMでもデスクトップ上で何でも調べられる時代なので、適切なツールを用いて調べて、自分で理解する力がある人は、新しいことをやる企業に向いていると思います。
学歴に関係なく、本人次第でどこまでも伸びるということはデータサイエンティストとの関わりの中で日々感じています。貪欲に情報を集めて成長する素養がある方に参画いただけることを期待しています。


さいごに

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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