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 【『フィガロの結婚』の”ケルビーノ”のレッスン】ティツィアーナ・ドゥカーティ声楽レッスン


 昨日からの続き…
 コメダ珈琲を後にして、本来の目的のレッスンへ!

 受講してくださったMさんの次回歌う役はモーツアルト『フィガロの結婚』の”ケルビーノ”役。
若い男性役で本来はメゾ・ソプラノ(あるいはアルト)が歌う事が多い。
 しかしながら、今回は非常に女性らしい雰囲気のソプラノMさんが男性役にチャレンジ。

 指導の前にティツィアーナ・ドゥカーティが言っていたのは、「近年、演出家によって、現代的なバージョンもたくさんある。しかし、私は伝統的なスタイル、当時の時代を表現したスタイルを伝えます」だった。

 歌う前にまず、その「役」がどういう役であるのか。
その役になりきることの重要性を話し、次に聴いていて興味深かったのは、"小姓ケルビーノ"の"所作"についてだった。
 「小姓」としてお仕えする方への不敬に当たらない、しかしいざ!という時にすぐお守り出来る立ち方というのが、あるのだ!と知る。

 説明なく、ただその立ち方をただ見ていれば、気づかなかっただろうが、「かくかくしかじか」と説明されれば、非常に理にかなっていると納得!

 歌唱の指導はもちろんだが、時代考証の演技指導についても興味深いレッスンとなった。

 Mさんの素晴らしいケルビーノ役が楽しみ!

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