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【続・プロフェッショナル~ピアニストはピアノが選べない!】
1月8日のコンサートの話の続き…
調律の終ったステージ上のピアノ…
それを眺めるピアニスト・山岸茂人氏と私…
私「ベーゼンドルファー(というピアノがある)ですね」
山岸氏「はい、私も”あー、ベーゼンドルファーか”と思いました。こちらのホールはベーゼンドルファーをメインに据えていらっしゃるんですねえ。」
私「やっぱり、スタイウェイとかヤマハとかとは、違いますよね。
同じメーカーであっても1台1台違うでしょうし」
山岸氏「はい、全然違います、さてどうするか?と思ってます」
~と穏やかに答えられた。
ピアニストは、行った先々での「ピアノ」で演奏しなくてはならない。(自分のピアノを持ち込むピアニストもいないわけではなかろうが、1割もいないだろうと思う)
初めて行くホールの、初めてのピアノは、それだけでも大変だろうに伴奏となると、相手のことも気遣いながらの演奏となる。
しかし山岸氏は「ベーゼンドルファー」というピアノをすぐ「自分のピアノ」とし、自身のソロも伴奏も見事に演奏なさった。
ピアニストは、演奏会では、最初から最後まで出ずっぱりで休みなく、しかし出しゃばることなく、歌手の素晴らしさを引き出すという影の「偉業!」を担っている。
さて、演奏後も、ご自分はピアノ横で、歌手二人に満面の笑みで温かい拍手を送るピアノスト・山岸茂人氏!
「プロフェッショナル」の精神を見せていただいたなぁ!
三位一体のトリオで大団円!
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