【クラシック音楽〜理論を踏まえた地道な基本練習が土台を作る】
イタリア人ソプラノ歌手ティツィアーナの知人のお嬢さんAさんは、もともと歌好きだった。
ポップスなどは、日頃から歌い、時々、お店などでも歌い、周りの評判も上々。
そんな彼女がティツィアーナの歌を聴いてオペラに興味を持ち、ご自身イタリア語も得意だったので、youtubeでオペラ.アリアを聴き、"耳"で覚え練習しているとの事。
それを聞いたティツィアーナ、知人との友情からも「一度聴きますよ」と相成り、行ってみた。
Aさん、素人の私が聴いても、とてもきれいな安定感のある歌声。
ティツィアーナもyoutubeを聴いて会得しているAさんの努力を高く評価。
Aさんのバックグラウンドだが、音楽の専門教育は受けていない。
しかし、生まれつきの音感や音楽センスがあるのは、間違いない。
また時代も歌好きの人を応援する環境になってきて、自分の実力を自身でブラッシュアップすることが可能になっている。
昨今、カラオケは当たり前のように世の中に浸透しているし、カラオケバトルのようなTV番組もある。
AIが歌のうまさを判定し、点数をつける番組も観た事がある。(プロの歌手や声楽家が参戦している回もあった)
気負わず歌を楽しめる時代となったとも言えるし、それに比例して歌の上手な人々も増えいったのではなかろうか。
さて、Aさんだが、生まれつき資質があり、歌が好き!自分で練習し、人前で歌う事にも躊躇ない。
そんなAさんにティツィアーナのアドバイスが始まった。
"独学でyoutubeから歌詞も聞き取ってよく歌えている。1人でよく頑張っている。
歌唱だが、ポップミュージックの歌ならば、大丈夫だと思う。でもマイク無しで、オペラのアリアを歌おうと思うなら、クラシックの基本的な練習(発声練習とかの事を言っていたのだと思う)を取り入れた方が良い。発声法が違うのである。
「曲」から取り組んで歌う事も今はやれているが、クラシックは基本が大事。すなわち土台がしっかりしていないと、いつか頭打ちし、伸び悩むから…"
〜とAさんにクラシックの音楽史、基本知識、理論、基本練習を短い時間で説明し、実践した。
基本練習をした後のAさん、最初歌ったアリアの高音がきれいに出るようになっていた。
歌った後、Aさん自身、驚いたのだろう、驚いた顔が初々しく本当に可愛らしかった。
Aさんは現段階で、音楽大学に入ろうとか、プロの歌手になりたい!と考えているわけではない。
好きで歌って、たまたまオペラのアリアを聴く機会があり、自分でも歌ってみたい!と彼女の努力で歌えるようになった。
純粋に歌が好き!から始めた事だった。そんな中、たまたまティツィアーナと話す機会を得て、今までとは違う視点、やり方が提示された。
クラシック音楽を学んでいる方々にはティツィアーナの説明した事は"自明の理"、しかし基礎知識の少ない人には、面倒な内容。
それをいかにわかりやすく説明し理解してもらえるか。そしてその説明の理解が新たな練習法の一助になれば…
〜理論を踏まえた地道な基本練習が土台を作る〜を実感!
クリスマス前のプチレッスンの時間…
※写真は帰り道に通った六本松のクリスマスイルミネーション!クリスマスの雰囲気を1枚。
#ティツィアーナドゥカーティ #ソプラノ #レッスン