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【幸せのドクターイエロー(新幹線)】

松の内最後の日…
所用で父と博多駅へ!地下の「牧のうどん」にて父と早めの昼食。
私たちの隣にかわいい男の子がお母さんと座っていた。
 ふざけていたが、父と目が合うと恥ずかしそうに目をふせた。

「何歳?」と聞いてみると、「4歳」という。
お母さん曰く「明日から幼稚園なので、幼稚園前に新幹線を見に来たんです」
「どちらからいたしたんですか?」と尋ねると、「大分の日田市からです。」
「えー?日田から新幹線をご覧になるためにいらしたんですか?」と再度、尋ねると「この子が新幹線が大好きなんです。今日はドクターイエローが来るというので、頑張ってやってきたんです。」

「ドクターイエロー?」
「はい、黄色の新幹線で、これを見ると、”幸せになる”と言われているんですよ。実際は線路のゆがみなんかを計測する新幹線なんです。ドクターイエローを見たくて、そのためにやってきたんですが、見られてよかった!」とすごく嬉しそうに語ってくださる。

それに追随して、男の子も「ドクターイエロー見た!」と目を輝かせて話してくれ、本当に新幹線が好きなんだなと思ったし、新幹線好きな我が子のため、ドクターイエローを見せるべく連れてきたお母さんの「愛」にも感動!
我が子への母の愛って尊い。

 さて、先に食事が終った二人、そろそろ席を立つかな?という雰囲気になった。とても話しやすい雰囲気の若いお母さんだったので、思い切って、「すみません、厚かましいんですが、もしよかったら、ドクターイエローのお写真、見せていただいていいですか?見たことがないので」と言うと、
「あ、すみません、気が利かなくて!是非、ご覧になってください!」

スマホの画面を広げてくださり、見せてもらったところ、出てきたのは、写真ではなく、動画!
男の子も「見て見てドクターイエロー!」とスマホの画面を指し示す。

 ホームに入ってくる様子がしっかり録画されていた。
ひゃあ、初めて見た!
黄色の新幹線なんて!
ホント、これを見たら、幸せになるって思えちゃう!

 この黄色の新幹線"ドクターイエロー"が安全走行を守るため線路他もろもろのチェックをしていたんだねえ。
近い将来はドクターイエロー、引退していくとのこと…。
 引退前に見られてラッキーだった。しかも新幹線好きの坊やとそのママから見せてもらったわけで、私にも幸せが倍増!して伝わってくる。

 お母さんに「お福分け、ありがとうございました!どうぞお気をつけてお帰りください」とお礼を言い、坊やには「大人になったら、新幹線の運転手さんになったいいね!」なーんて余計なことを言ってしまったが…。
私のリクエストにお母さんの方が「あ!いいですね!それ」と嬉しそうだったことがありがたい。

 幸せのシンボル(!)「ドクターイエロー」を介し”4歳ひまわり組Y君とそのママ”を巡る一期一会。
”ちょっと良い話”の見本みたい?
そんな出来事に遭遇した松の内最後の1月7日!
※写真はHPから拝借
#ドクターイエロー #博多駅 #一期一会

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