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【歌劇マノン・レスコーのアリア】Sola,perduta,abbandonata(ひとり寂しく捨てられて)

 "マノン・レスコー"という女性を主役にしたオペラについて…

 さてさて、あらすじだけで言うなら、マノンさんに対しての私の思いは、
もし自分の息子が結婚したい!と言ったら、断固反対!勘当!という女性かな…。息子はいないので、あくまで例えだが、でもそんな心情にさせられる。
 (お話はまだご存知のない方のために話は言わない)

 こんなことを書こうと思ったのは、数日前に行った博多阪急のカフェ・ビチェリンにて"マノン・レスコー"のポスターの縮尺版を見、また、たまたまその前にこの作品のアリアのレッスンがあり…とシンクロしているかのようで、面白く、レッスンの記録を兼ねての一筆。

 先に述べたように、ストーリー上のマノンさんは、正直、好感を持つのは難しい。
 しかしながら、イタリア人作曲家プッチーニ氏は、オペラにてマノンの紅涙を絞る、狂気さえ感じる絶望感と哀愁をまさに劇的に描いた。圧巻なのが"ひとり寂しく捨てられて"というアリアだと個人的に思う。

 オケ(オケでない場合はピアノ)の旋律と歌の呼応は、筆舌尽くし難い美しさと絶望と孤独を表現している。

 こんな極限状況のアリアだから、歌う方も極限状況を表現し、聴く方をまさに鬼気迫る迫力で圧倒させるのである。
 なので、歌う方は歌ったあと、しばし放心状態になる位、消耗なさるよう…。
 指導するティツィアーナも多分、疲れたはず…。
繰り返しになるが、マノン・レスコーさんという人物は、私は正直、好きじゃない。
しかし、アリアを聴くと、胸を打つ…。
 これぞ芸術!
プッチーニの魔法なんだろうな…
 本年2024年はプッチーニ没後100年なり…

#ティツィアーナドゥカーティマスタークラス #イタリア人ソプラノ #プッチーニマノンレスコー

指導中 #ティツィアーナドゥカーティ #tizianaducati

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