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【Siamo Donne~われら女性 第201回イタリア映画鑑賞会】


~Tizianaを連れて映画鑑賞~

福岡日伊協会のイタリア映画鑑賞会!
今回は1953年5話からなるオムニバス形式の映画!アルフレード・グアリーニ監督がイタリアのトップの実力ある監督を使って制作した映画。
本日、福岡入りしているTiziana Ducatiに、イタリア映画鑑賞会に行くと伝え、タイトルを言ったら、興味を持ち、自分も行きたい!とのこと。
Tizianaの事を知っている事務局に電話をして、かくかくしがじかと伝えると「どうぞ!どうぞ!」と歓待のご返事。

かくして、日本人だらけの映画鑑賞会にリアルイタリア人が一人参加。

私個人の感想は、まだこの映画鑑賞会に行き始めて、そんなにたっておらず、まだ4本しか観ていないのだが、この作品が一番好き!だった。
Tizianaも時々笑っていたが、日本人と笑うタイミングがすれているところがあった。

映画が終わり、オーガナイザーの方に、Tizianaは「この監督の作品も面白い」とメモを渡していたので、もしかしたら、今後、新たな監督の作品も観られるのかも。

ところで、帰り道、聞いてみたら、イタリア人なのに、わからないところがところどころ、あったそうだ。というのも、映画の舞台はローマで、ローマ方言のイタリア語は、北イタリア出身の彼女には、よくわからないところが多々あるそうだ。
さしずめ、福岡出身の私が近いとは言え、沖縄の言葉はわからない、ましてや離れている東北の言葉がわからないといったようなものか?
逆に字幕で観ていた日本人の方が何が語られていたか、わかっていたりして…

いずれにしても、字幕でしか判らない私と母語で聞いてる彼女には、決定的違いがあるんだろうなと思う。その言語に精通している人でないとわからない繊細なものがあるんだろう。

その一例のような話がイングリッド・バーグマン出演のオムニバス作品にあった。
イングリット・バーグマンはご存知、スウェーデン出身。映画の中で彼女はイタリア語で話していた。(この作品の監督は夫のロッセリーニ)
が、スウェーデン出身の彼女のイタリア語は、”外国人”が話すイタリア語のようで、(映画の中でおかしさを出すためにわざとだったのかもしれないが)ちょっと間違ったイタリア語を話しており、その間違いがTizianaには、おかしかったようだ。
が、字幕だとその繊細なおかしさは訳しにくいようで、わからなかった。
そういうことで『笑いのツボ」が変わるんだなと判った次第。

思いがけず、一緒に行けた映画鑑賞会、その後、TIzianaはイタリア映画や監督についても語ってくれ、興味深かった。
自身のイタリアオペラリサイタルの前に、思いがけず、イタリア映画鑑賞でイタリア芸術の秋!スタート!(?)

#福岡日伊協会イタリア映画鑑賞会 #ティツィアーナドゥカーティ

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