表現再考:小満(5月20日)
スーマングースの小満の始まりです。陰暦では、この小満の時期に満月が来るのが四月です。四月の満月は、新暦5月22日の今日です。
本朝の七十二候では、蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)、紅花栄(べにばなさかう)、麦秋至(むぎのときいたる)
ですが、宣明暦では、苦菜秀 苦菜(にがながよく茂る)靡草死(薺(なずな)など田に生える草が枯れる)小暑至 (ようやく暑さが加わり始める)
万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころ。『暦便覧』の「万物盈満」にちなんでいるようです。
すでに暑さを感じはじめていますが、夏の盛りに向けてグイグイ進むトバ口なのでしょう。