「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」について(写真は島根県松江市で撮影した夕暮れ)
現在、東京都現代美術館(MOT)で開催中(~5/28)の展覧会「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」を4月の第一週に観てきました。
私もこれまで様々な美術展に行ってきましたが、これほど人気のある展覧会は初めての体験かも。
上記公式サイト、ネット、SNSで連日情報が出ていますが、すでに5/28までの前売りチケットは完売、当日券を買うにも数時間並ぶ(日によっては開館10:00前に売り切れ)というすさまじい人気のようです。
今回改めて感じたのは「情報収集はタイミングが重要」という当たり前のこと。旅行でも展覧会でも飲食店でも、早めに予約しておくことにつきます。「もっと後でも大丈夫だろう」が✖のケースのあることを再認識した次第。
私は知人と行く日時を決めて、3月の最終週にMOTの公式サイトからチケット予約しようとしたのですが、その時点で4月末までの前売りチケット(30分ごとの時間指定)がすべて完売で、5月分は4月第一週に予約開始というのを読みました。当日券も10:00の開館前に売り切れてしまうのも合わせて読んで、「これは5月に延期かな」と知人にも伝えました。
ところがラッキーだったのは、4/1にMOTの年間パスポート(4000円)が予約開始となり、同伴者1人まで20%オフで入れると書かれていました。パスポートを見せれば事前予約も不要とのこと。
予約開始は4/1の9:00とあったので、当日は8:50くらいからPCの前に待機し、9:00ジャストに申込みをしたところ、9:02に「予約受付けました」のメールが届き、4/4にMOTの受付で代金と引き換えに受け取れるとのこと。
知人と行こうと決めた日時は正に4/4の午後でしたので、その日に待ち合わせをして一緒に無事に入場できました。並ぶこともなく・・・
この展覧会は、一部撮影不可のコーナー以外は基本的に写真も動画も撮影OK(もちろんフラッシュや三脚はNG)ということで、YouTubeやツィッター、インスタグラムなどには数多くの写真や動画がアップされています。
多くの方が書き込みしているのは、「ディオールのドレスなどの作品展示も素晴らしかったが、会場の展示方法、構成、デザインなど=要は見せ方も凄い」という感想。私もまったく同感です。とにかく洗練された美意識に圧倒される展覧会でした。
本展覧会のことを知ったのは、今年2/18にテレビ東京の番組「新美の巨人たち」:ディオールが愛した日本×篠原ともえ で紹介されたのを録画して観たのがきっかけです。
また、ディオールのドレスについては、今年観た洋画(現在までのところ今年の洋画のマイベスト作品)『ミセス・ハリス、パリへ行く=Mrs. Harris Goes To Paris」 を観ていたので興味がありました。ちなみにこの映画(原作も)のタイトルは、にスミス都へ行く=Mr. Smith Goes to Washington』(1939) をもじっていてタイトル自体が洒落ています。ハリスとパリスも韻をふんでいて。ディオール展を観た方はぜひこの映画もオススメです。ブルーレイ、DVD化、U-NEXTなど。
前述の番組「新美の巨人たち」の録画を見て、個人的に一つサプライズがありました。詳細は省略しますが、私の遠縁にあたる方に、1960年代初頭のころにファッションモデルで活躍していた方がいます(ディオールではないですが後継者のイヴ・サンローランのモデルとしても活動)。
40数年前、私が大学生の時に初めて行ったヨーロッパ旅行の際に、当時ロンドンに住んでいたその方の家に遊びに行ったことがあります。それ以来会っていないのですが・・・
「新美の巨人たち」の番組の最後の方に、1960年代当時の日本でのファッションショーのアーカイブ映像(最初にカネボウの文字が映るのでカネボウ主催?)が映りました。そこでウォーキングして顔がアップになる方が正にその方です。私のいとこにも見てもらい間違いないと。おそらく20代前半くらい。この映像は「ディオール展」の最初の方の会場のモニターでも流れていました。私も初めて見るアーカイブ映像だったので驚きました。
私は本業の「危機管理」「危機管理広報」の研修や講義の際に、冒頭「危機管理・危機管理広報のポイントは準備と確認である」と話すことにしているのですが、今回の展覧会のチケット入手も、正に「準備と確認」の重要性を自ら体感したことになります。
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