【映画関連・写真展】~「巨匠が撮った高峰秀子写真展」はオススメ~
毎日、処理しきれないような情報の洪水で、意識しなくてもかなり疲れているのだろう。特に、最近の政治や選挙、芸能人をはじめとした様々な不祥事関連ニュースなど、私のこれまでの常識だと「信じられないような」ことが現実に起こっていて、知らずにストレスもたまり、何とも言えない暗い気持ちになることもある。
私のストレス解消法は、「好きな」「いい」映画を観る(旧作の邦画、洋画が圧倒的に多い)、音楽を聴く、美術展に行く、読書、銭湯、自転車での散策などなのだが、同じようにストレスがたまって脳も身体も疲れている方にオススメなのがこの写真展だ。
先日観てきたのだが、日本の巨匠写真家8人が撮った、日本を代表する高峰秀子(生誕100年)の写真展。素晴らしいの一言。下記URL参照
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4864.html
https://topmuseum.jp/upload/3/4864/takamine_flyer.pdf
12/8までの開催(月曜日は休館)なので、特に高峰秀子ファンは必見。そしていろいろとストレスがたまっている方にも是非行ってほしい写真展だ。
一般は1200円。
私は別冊太陽の「女優 高峰秀子」という写真集を持っている。そこに掲載されている写真もあったが、初めて観る貴重なモノクロ写真も多数あった。
中でも印象的だったのは、高峰秀子が佐分利信と木暮実千代の顔真似をしているレアな写真が展示されていて、思わず微笑んでしまった。大女優なのに気さくな雰囲気を醸し出しているのが高峰秀子の魅力の一つだ。
私が本業とは別に、約35年間研究+愛好を続けている成瀬巳喜男監督(私にとっては世界一の映画監督!)作品には17本出演している。(木下恵介監督作品にも数多く出演している)
会場には巨匠写真家たち撮影の、どれも魅力的なポートレート写真だけでなく、高峰秀子の代表作(一部)の説明パネルも展示されていた。
なお、11/19-12/1までは、高峰秀子出演作(成瀬巳喜男監督、木下恵介監督、稲垣浩監督、豊田四郎監督、そして夫である松山善三監督)の上映イベントも開催されている。チラシ参照。
「デコちゃん」という愛称が有名だが、成瀬監督と木下監督のインタビューを読むと二人の監督は「秀ちゃん」と呼んでいたようだ。小津監督は確か「デコ」と。