「絶対大丈夫」(by 東京ヤクルトスワローズ 高津臣吾監督)
今年の流行語大賞にノミネートされるのではないかと思うのがタイトルの「絶対大丈夫」。
2年連続最下位から今年のセ・リーグ優勝と日本シリーズ進出をした東京ヤクルトスワローズのスローガンになった言葉です。
今年も新型コロナも含めて、事件・事故・不祥事など嫌なニュースが連日起きて、気の晴れない11か月でしたが、東京ヤクルトスワローズの快進撃は個人的にとても幸せな出来事でした。
私が興味のあるスポーツ観戦は「ゴルフ=最近は特に日本の女子ゴルフ」と「プロ野球+大谷のメジャー試合」のみといってよく、それ以外のスポーツを熱心に観ることはありません。
私は40数年来の熱烈な東京ヤクルトスワローズファンです。
1978年の初優勝が決まった試合(確か中日ドラゴンズ)。当時大学生の私は神宮球場の内野席にいました。広岡監督の胴上げをその場で見ています。
その年は強かった当時の阪急ブレーブスを破って初の日本一にもなりました。
2001年の若松監督の優勝(横浜球場)の時もたまたま見に行ってました。
1990年代の野村監督の黄金時代ももちろんテレビ観戦して熱烈に応援を。
特に黄金時代の西武ライオンズとの1992年と1993年の日本シリーズは名捕手・名監督の野村監督と森監督の二人の監督対決で、歴史に残る名勝負だったと思います。2年とも4勝3敗で、92年は西武、93年はヤクルトが日本一にという劇的な日本シリーズでした。
昨年までの投壊と言われていた投手力が大幅に改善したのが何といっても今年優勝した理由でしょう。野球はやはり投手力だなと再認識した次第。
特に奥川、高橋らの生きのいい速球と変化球を投げる20代の投手(奥川は20歳)が活躍し、今野、清水、田口、スアレス、マクガフなどの中継ぎ、クローザー投手も素晴らしい活躍でした。もともと定評のあった打撃陣も昨年以上の破壊力と機動力+守備力でこれも素晴らしい。
タイトルの「絶対大丈夫」は、試合前のミーティングで選手に話す高津監督のこのYouTube動画から広まったようです。私も視聴回数がまだ少ない頃に見て感銘を受けました。野球選手だけでなく、誰にもある不安な気持ちを和らげてくれる力強いフレーズです。
企業の管理職なども部下の社員に対してミーティングで話をする機会があるでしょう。この動画は社員に自信を持ってもらうポジティブシンキング、チームワークの観点でビジネスの世界でも役立つように感じます。
20日(土曜日)から始まる日本シリーズの第一戦は、ヤクルト=奥川、オリックス=山本という若きエースの投げ合いのようです。両チームファンでなくとも、久しぶりにワクワクする試合になりそう。