令和6年4月10日、「ポーの一族」を読了。いつか見たドラキュラとシンクロ。
昨日は体感10度とかでした。午後、何とか外に出る。
陽射しを受けると、やはり独特の輝き方をするソメイヨシノ。
だいぶ散りましたが。
そして、新しい葉っぱが瑞々しい。
萩尾望都さんの「ポーの一族」を読んでいて、最後の3巻目に。ブック・オフで買った時から未開封。2017年の秋以降にラッピングされた感じ。
それを、6年半程経って、漸く開封。
一気に読みました。「トーマの心臓」とはまた違う「悲しみ」が溢れています。愛していても時がどうしてもすれ違わせる、その永遠の繰り返しを耐えられるものか。人間の悲劇とパンパネラの悲劇は交差するが、寄り添って歩いてはいけない。とにかく透きとおった悲しみの物語でした。
飛行機が2機、西の方へ。
春なのに、寂しい。
しかし、また何かが前からやってくる。
それを受け止めて、自らが意味づけしてゆかねばなりません。
季節は廻り、進む。
ユキヤナギも殆んど花を散らせました。
健やかな魂の光を見出したい。
最後まで残ってくれてる沈丁花。
生きてる限り、創造を積み重ねるしかない。
人の苦悩というものは、その人だけのものであり、自分しかそれを解決できない。それは何度も実感、痛感したはず。救いを求めて落ち込んていても、何も変わりはしない。自分が変わるのだ。
4月10日は大林宣彦監督が光に帰還された日。「いつか見たドラキュラ」と「ポーの一族」。計ったように、今日一致しました。
さて、昨日ホホホ座ねどこさんで買わせて頂いた「残酷な神が支配する」全10巻、これは更にハードだと聞きます。脆弱な精神で、どこまでこの森の奥に入ってゆけるものか。日々をつなぐ。