2020年7月6日、ツヅレサセコオロギ長翅型ワラワラ。

画像1 前の年の晩秋、一匹のツヅレサセコオロギメスを保護。そのケースに土は入れてましたが、産卵はしてないだろうと思ってました。ところが、晩春から多数の幼虫が孵化。そのまま過密状態でお世話しました。自然状態より早く羽化が始まり、この写真のような、野外で普通に見られる、後ろ翅が退化した個体が次々と現れる中……。
画像2 野外ではほぼ見ることのない、長翅型が、結構発生したのです。
画像3 オカメコオロギ類は長翅型が自然状態でもポツポツ見られますが、ツヅレサセコオロギは、この時の人工的な過密によって、やはり発生しやすいことが分かり、勉強になりました。かなりの種類で過密状態でのお世話をやり、物凄く長翅型が出たのがマダラスズ、過密でも中々長翅型が出にくいのがヒゲシロスズ、という認識です。キリギリスは野外でたまに長翅型を見つけ、やはり生息密度が高い場所だったため、人工的に何度も試しましたが、ウチでは一匹たりとも長翅型が発生しませんでした。また鳴く虫の世界に戻ってゆきたいものです🦗🍀。

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