ナキイナゴ、大文字山、今はどうなってるのだろう。 もりのまち◆みずのうた 2022年6月12日 13:22 3年前の今日、まだ大文字山に登る体力気力があったのですね。初夏に大文字山に登る理由は、ナキイナゴに会いたいから。もうかなり前、大の字に着いた時、ワーーッと四方八方から「カシャカシャカシャカシャ」という軽快な鳴き声が聴こえてきて、感動したことがあります。ところが、数年経ち、また数年経つと、行くたびに、その声が少なくなっていったのです。3年前の今日、やはり声はかなり少なかったです。環境が変わりつつあるのでしょう。これはナキイナゴの♀。幼虫ではなく、♀は羽が退化しています。 こちらがナキイナゴの♂ですが、草に邪魔されて、ハッキリ写ってませんね😅。♀より小さくて、黄色いのが特徴です。トノサマバッタやヒナバッタなど、鳴くバッタは意外と多いのですが、その中でも、ナキイナゴは、一番ハッキリ聴こえる部類に入ります。大きな後ろ足の内側のギザギザと羽のギザギザをこ擦り合わせて、音を出すのです。キリギリスやコオロギの多くは羽と羽をこ擦り合わせて鳴きますが、鳴くバッタは、足と羽をこ擦り合わせます。 うんと昔、小学校の遠足の時は、キリギリスもいました。でも、もう今は全くその声は聴かれません。更にナキイナゴも細々となってしまうと、寂しいです。 登ったご褒美は、京都市街を見渡せるこの絶景でしょう。 3年前の今日、初めて確認できたのは、コガタコオロギが生息していること。初夏の夕暮れ時から、ビーーッ、ビーーッ、と鳴く幼虫越冬種で、ツヅレサセコオロギにとてもよく似た姿をしています。最初に斜面で見つけた時、ナツノツヅレサセコオロギかと思ったのですが、うちに連れ帰ってみると、夜に鳴き出し、その声でコガタコオロギだと分かりました。また登れるようになりたいなあ、と、写真を見ながらしみじみ思っています。 #3年前の今日 #ナキイナゴ #コガタコオロギ #大文字山から見た京都市街 #3年前の今日の大文字山 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート