連続テレビ小説「マー姉ちゃん」、42年ぶり再放送。
BSプレミアムなど見ていると、「マー姉ちゃん」再放送の予告がバンバンかかってますが、そうですか、42年ぶりなのですか。
写真は扶桑社の「アニメ『サザエさん』公式大図鑑・サザエでございま~す!」からのもの。
アニメの最高視聴率は、丁度「マー姉ちゃん」放送時であり、大詰め、残り2週間、という頃だったようです。相乗効果だったのですね。
音楽は大野雄二さん。1979年当時、角川映画やルパン三世のテーマで有名。前後して松田優作さんのドラマや映画の音楽も多数手掛けておられました。
マー姉ちゃんの熊谷真実さんは今も変わらず溌剌とされてて素晴らしい。実の妹の熊谷美由紀さんは、同年夏、大林宣彦監督作品「金田一耕助の冒険」でヒロインデビュー。「マー姉ちゃん」は姉妹社の話でもあり、実の姉妹の方も同時期に大活躍だったのです。
「金田一耕助の冒険」は、地方では「蘇える金狼」との併映(京都もそうだったので、京都は地方なのです)だったため、両作品の主演どころは、一緒にキャンペーンをやったらしく、大林監督によると、松田優作さんと熊谷美由紀さんはそこで出会い、親密になっていったとのこと。
様々な思いが去来するのは、「マー姉ちゃん」が放送された年の夏、ウチは14年住んだ西陣の団地から、左京区へと引っ越したからでもあります。今予告でも頻繁にかかってる大野雄二さんのテーマ曲は、西陣ですごく耳にしていた記憶が強いのです。
京都美松劇場で「金田一耕助の冒険」と「蘇える金狼」の二本立てを観たのは、「マー姉ちゃん」が終わる3週間程前。思い返せば、何もかもが懐かしい。
テーマ曲はとても印象に残ってましたが、「マー姉ちゃん」をきっちりと見てはいませんでした。さて、9月27日からの月曜~土曜、朝7時15分からの15分、全156回、向き合ってみるかどうか、思案中です。色んな思い出が数珠繋がりになってることが感慨深く、遠い昭和への郷愁があるばかりなのかもしれません。
ノスタルジーに浸ってばかりだと、却って息がつまる気もしますが、直視して何かを発見する手もあります。
暖かい、温かい、活気のある時代への憧れ。あの頃の、心の弾む感覚を、少しでも取り戻して、この先に活かしたい、という切なる思いもあるのです。
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