令和3年10月11日午前、住宅地内でクマゼミが鳴く。
耳を疑う、と言っても、前例があるのです。今日午前10時19分頃、左京区の大型ショッピングセンターから少し南へ下った辺りの住宅地内で、突如クマゼミが鳴き出しました。9月上旬にはパタリと声がしなくなり、もう来年までサヨウナラ、という感じだったので、ギョギョッとした次第です。
ただ、この辺りでは、随分前になりますが、猛暑だった平成6(1994)年の11月2日と3日にも鳴いたのを記録しています。当時の方が、街路樹もすっかり紅葉したりしていて衝撃的だったのを覚えています。夏日が続いたのがまずかったのでしょうね。
今年は6月11日にニイニイゼミ、7月22日にツヅレサセコオロギの声を聴き、8月24日には下鴨神社でヒガンバナを見る、と、早すぎる出会いが続いてましたが、今回は10月11日のクマゼミ。奇跡的にパートナーに出会えていれば良いのですが、精一杯生きて、あとは冥府に温かく迎えられ、労われ、贅沢して貰いたいです。澱んでいた心が少々弾みました。感謝します。