11/8(金)のマーケットレポート ☆☆
おはようございます。
金曜日の米国株式は、主要3指数+小型株のラッセル2000はすべて上昇でした。
S&P500は、引き続き、50日移動平均線よりも上にいます。
S&P500は再び史上最高値を更新しました✨(今年50回目)
S&P500の7月月間騰落率はプラス幅をキープしています。(+5.1%)
年初来騰落率はプラス幅をキープしています。(+25.7%、為替込み+36.1%)
株価チャート
【米国市況】S&P500は今年50回目の最高値、円は堅調で152円台半ば
センチメント
Fear & Greed Indexのポイントは1ポイント進み、引き続きGREEDの水準です。
下落トレンド中のAD line(騰落株線)ですが、大型株に続き、小型株も上昇してきています。
VIX指数は、引き続き下落しています。
来週の経済指標/主要企業の決算発表スケジュール
来週も重要経済指標や決算があります。
大統領選挙、FOMCも終わって、株価は大きく上昇しました。
ただ、2024年、2025年の業績見通しが(若干ですが)下がった中で株価上昇となったことで
バリュエーションが大きく上昇しています。
注意が必要だと思います。
とはいえ、基本戦略は変わらず、きちんと現金を確保し、積立投資は継続しつつ、皆が恐怖を感じている時に追加投入でいきたいと思います。
米国のインフレ退治、最後の1マイルで難航か-10月はせいぜい横ばい
中国CPIの伸び鈍化、国内需要の低迷示唆-デフレ圧力続く
ドイツの混乱、背景に100兆円超える資本流出-競争力喪失で経済衰退
長期金利
米長期金利は、下落(債券価格上昇)です。
Bloombergによると「米国債相場は週間ベースで、9月上旬以来の大幅高。トランプ前米大統領が大統領選を制し、相場変動の大きい1週間だった。」
とのことです。
トレンド転換かもしれません。
引き続き、実質金利が2%を下回っています。
再び逆イールドに近づいてきています。
この後の動きは特に注視していきたいと思います。
米10年債利回りは再び5%も、トランプ氏公約実現なら-JPモルガン
為替
ドル円は、ドル安円高になっています。
Bloombergによると「トランプ氏の米大統領選勝利やパウエルFRB議長の会見を受けて、エコノミストや市場関係者の間で来年の米利下げ予想が後退したことが背景にある。」
とのことです。
引き続き、日米金利差通りに動いている感じです。
主要通貨の強弱では円が一番高くなっています。
この後の動きは特に注視していきたいと思います。
原油
原油価格は2.5%を超える大幅下落です。
Bloombergによると「中国の景気刺激策が期待外れとなった。ただ、7月以来の小幅な取引レンジから大きく逸脱するほどではなかった。」
とのことです。
再び21日移動平均線、50日移動平均線を下回ってきています。
地政学リスクも引き続き気になります。
この先の動きには注視していきたいと思います。
ロシアが石油大手の統合計画を協議、メガ企業誕生の可能性-WSJ
欧州委員長、米国産LNGの輸入拡大示唆-ロシア産消費削減に向け
注目企業決算/ニュース
マスク氏の純資産3000億ドル突破-トランプ氏勝利でテスラ株急伸
経済指標
金曜日も重要経済指標が発表され、「7カ月ぶりの高水準に達した。景気の先行きと家計に対する楽観が押し上げました。」
米消費者マインド指数、4月以来の高水準-景気と家計を楽観
金利見通し
上記経済指標の影響もあり、金利見通しが変化しています。
12月の利下げ確率が後退しています。
来年の利下げ確率も後退しています。
引き続き注視していきたいと思います。
ウォール街の25年利下げ予想後退-トランプ氏勝利やFRB議長発言で
EPS、PER見通し
FACTSETによると
2024年第3四半期では、S&P500種構成企業の91%が実際の決算を発表しています。
S&P500種構成企業の75%がEPSのポジティブサプライズを、60%が収益のポジティブ・サプライズを報告しています。
※前週は、S&P500種構成企業の70%、75%がEPSのポジティブサプライズを、59%が売上高サプライズでした。
※2024年第2四半期決算では、79%がEPSのポジティブサプライズを、60%が売上高サプライズでした。
※2024年第1四半期決算では、79%がEPSのポジティブサプライズを、61%が売上高サプライズでした。
※2023年第4四半期決算では、73%がEPSのポジティブサプライズを、64%が売上高サプライズでした。
※2023年第3四半期決算では、82%がEPSサプライズのプラスを、62%が売上高サプライズでした
通期EPSの前回比は
2024年 -0.08%
2025年 -0.08%
バリュエーションは、S&P500の12ヶ月先PERは22.2です。
このPER は5年平均の19.6、10年平均の18.1を上回っています。
※前回は、21.3でした。
2024年第3四半期の業績がほぼ出そろってきましたが、数値は概ね良い数値だと思います。
一方で、業績見通しですが、2024年、2025年とも(若干ですが)下落しているのは気になります。
今週の株価暴騰で、バリュエーションは上昇して、かなり高い水準になってきています。
少し注意していきたいと思います。
引き続き、しっかりと見極めていきたいと思います。
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