9/15 レポート

おはようございます。
金曜日のマーケットは大型ハイテク株中心に大きく下落しました。
昨晩で上に抜けた50日移動平均線を1日で下に切り、21日移動平均線上まで来てしまいました。

【米国市況】テク主導で株反落-円は年初来安値更新、一時147円95銭

大きな要因は、TSMCが製造装置の納入延期要請との報道による半導体銘柄の下落や
全米自動車労組(UAW)によるストライキの影響だと思われます。

半導体関連株下落、TSMCが製造装置の納入延期要請との報道で

自動車ビッグ3、異例の一斉スト-バイデン氏「ウィンウィンの合意を」

昨晩はミシガン大学消費者信頼感指数が発表されましたが
インフレ期待の低下が示されました。
これは長期金利の低下につながる要素だと思いますが、上昇しています。

米消費者1年先インフレ期待、2年超ぶり低水準-ミシガン大指数

為替もドル高に振れています。

これは、中国経済が持ち直したとの発表があったこともあり
原油価格がさらに上昇していることが要因ではないかと思います。

中国経済、8月に持ち直し-若者の雇用改善と統計局

FACTSETでの通期EPSの前回比は
2023年 -0.02%
2024年 +0.01%

バリュエーションは、S&P500の12ヶ月先PERは18.8です。
このPER は5年平均の18.7、10年平均の17.5の両方を上回っています。

これらを総合した予測ですが
S&Pの
2023年末の株価見通しは4,442.11(前回比 +0.01%)
2024年末の株価見通しは4,743.96(前回比 +0.02%)
です。
現在の株価と比較すると
2023年末の株価見通しで-0.18%
2024年末の株価見通しは+6.19%

です。

来週はFOMCです。
9月利上げはないと思います。
パウエル議長のコメントも変わらないのではと思っております。

個人的には、金曜日の日本のCPIの方が気になります。
予想ではインフレ減速となっていますが、本当にそうなるのかというのは気になります。

まだまだ下落トレンドは継続していくと思いますが
注意深くデータを注視していきたいと思います。

FRB、追加利上げ予想示し利下げ開始ずれ込みへ-エコノミスト予想


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