11/9(木)のマーケットレポート

おはようございます。
昨晩の米国株式は、金利の上昇を受けて、主要3指数+小型株のラッセル2000すべて下落しました。

S&P500は再度50日移動平均線に迫ってきました。

【米国市況】利回り急上昇、パウエル議長発言と入札嫌気-151円前半

長期金利

長期金利は+2.37%と大幅上昇となり、こちらも下抜けた50日移動平均線の上になってしまいました。
その要因の一つが、米30年債入札が不調に終わったことによるものです。

前々日の3年債、昨日の10年債は何とか堅調に終わったのですが、最後に落とし穴がありました。。。

米30年債入札結果にドル高・株安の反応=速報

為替

ドル円は、米長期金利を受け日米金利差拡大で円安になり、151円を突破してきました。

円は対ドルで151円台前半、米金利上昇でドル高-介入警戒と綱引きに

植田日銀総裁、望ましい水準よりも低いインフレ率の修復は困難

原油

原油はほぼ横ばいでした。
望ましい展開だと思いますが、サウジのエネルギー相が警告出してきているので、ちょっと注意が必要かもしれません。

サウジエネルギー相、原油の投機筋に「気を付けろ」と警告

イスラエルが戦闘休止、人道目的で1日4時間 米高官

経済指標

長期金利の上昇要因の一つはパウエル議長の発言らしいですが
特に今までと言っていることに変化があるとも思えません。

私としては、市場参加者が勝手に好意的に解釈して金利見通しを甘く見ていたせいだと
思っていますので、トレンドが変わることはないと思っています。

一方で、景気減速の兆候は表れてきていると思います。
しっかりとデータを見て判断していきたいと思います。

パウエルFRB議長、適切なら一段の引き締め「ためらわない」

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米失業保険の継続受給者数、7週連続増-労働市場の冷え込み示唆

金利見通し

これらを受けて金利見通しに変化が出ました。
12月FOMCでの利上げ確率が上昇したことと、前回、来年5月からの利下げ確率が後退しました。

私としては、12月の利上げはないと思いますが、利下げは早くても来年後半だと思っていますので、特に驚きはありません。

センチメント

Fear & Greed Indexは依然としてFEARの水準です。
引き続き、特に長期金利の動向に注視していきたいと思います。

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