みだりな預金。 | 私が今年やめたいこと
こんにちは!今日のnoteは澤サロンnoteもくもく会2月のテーマ「#今年やめたいこと」で書いていきたいと思います。毎回自分では思いつかないテーマをくださるnoteもくもく会に今回も感謝です!
今月のテーマはやめたいこと。なるほど。書きやすいテーマのような、そうでないような。。。このテーマを見た時、率直にそう感じました。
本音を言うと、"やめた方がいい"ことって、思いつくだけでも結構あるんですよね、私。^^;
毎晩の晩酌、夜中にスマホを見る癖、すぐ翻訳機を使う癖、テキストは音声読み上げ機能に頼る癖、などなど。。挙げ出せばキリがないです、やめたいことって。
でもね、それ"本気で"やめたいか?と言うと、実際そうでもないんですよね。お酒は生活を豊かにするし、スマホからの情報はかなり勉強に役立つし、翻訳機、音声読み上げは、苦手なことの時短にもつながります。確かに身体への悪影響があったり、地頭の訓練にはならない。だけど、いわばこれらの発明って、明らかに人間の生活を快適にしてきたんだと思います。
すみません、相変わらず脱線しちゃいましたが😅、今回のnoteでは、そんな私の個人的な"どうでもいい"やめたいことではなく、もっと違う角度から、皆さんの何かヒントにもなるような"やめたいこと"について書いてみたいなって思ったんですね。
で、そんなことを考えていた矢先、今週あったのがこのニュースです👇
私自身、まだ株式投資を始めて1年ほどです。ですが、それでもこのニュースにはほんと感動しましたね。ついに、この日が来たんだなって。
この歴史的な出来事をきっかけに、日本もどんどん変わっていくんじゃないかなって率直に思うんですよね。
"失われた30年"とか、"保育園落ちた日本死ね"だとか、"東京オリンピックが草"だとか、ここ10年くらいいろんなネガティブなニュースが多かったじゃないですか?でも気づけば、保育園も以前と比べればだいぶ入れるようになったし、男性も育児休業をなんやかんや取れるようになってきたし、世間的におかしなこと(パワハラ・セクハラ紛いなこと)も明るみに出て裁かれるようになってきた。これまで世界の非常識と言われてきた日本も、ようやく国際社会と足並みが揃うようになってきたなって感じます。
それにつれて、いよいよ株価も正常化!いやーほんと感慨深い。
アベノミクスが始まったのが2013年。そこからなかなか変わらなかったこの国も、コロナやウクライナ問題といった世界規模での衝撃的な出来事が結果的に後押しとなって、ようやくポジティブな方向に変わってきたんだなって感じたニュースでした。
でね、このニュースを見て思ったんです、
みだりに預金するのは、やめないと
って。
今日はこのことについて書いてみたいと思います。
なぜ、みだりな預金を辞めたいのか?
預金って、堅実で大変良いことのように多くの日本人は感じると思うんです。でもね、下のデータを見て、あぁやっぱりそうなのかって感じました。
このグラフからも分かるように、アメリカなんて、ほとんどが株か投資信託なんですよね。また、ユーロ圏においても、だいたい預金と株+投資信託で半々くらいの割合。つまり欧米のようなインフレが当たり前の社会では、自分がコントロールできる範囲の資産のうち半分以上は、株または投資信託で保有するのが常識になっているんですよね。
でもこれって、考えてみれば当然なのかもしれません。預金ではほぼ金利はつかない。一方で、株・投資信託などの資産は、経済の成長に応じて膨らむ可能性を秘めている。だから、欧米の人は、自国や世界の経済発展を見据えて、株や投資信託を買っているんだなって思いました。
一方で、現在の私の金融資産割合はこんな状況。
だいぶ株がんばってる!でもやっぱり預金が1位。(ちなみに暗号資産は持っていません)最近だいぶ株式投資に傾倒している私ですら、やっぱりまだまだ預金思考が強いんだなってこれを見ていて感じます。
投資信託より株を買う欧米人
じゃあどういった資産を買っていくのか?そこだと思うんですが、先ほどの日米欧の比較グラフは本当に視座深いです。
欧米での株と投資信託の資産比率を見ると、アメリカでもヨーロッパでも、そして現在の日本でも、圧倒的に投資信託より株式投資のボリュームのほうが大きいんですね。一方、今後の日本を占ってみると、投資信託と株式投資の割合は、いずれ半々くらいにまで高まるんじゃないだろうか?とさえ昨今のニュースを見ては感じます。
なぜ日本人が投資信託をより好むのか?というと、結局そこには、「自分のお金を守りたい」「堅実に増やしたい」「損をしたくない」という想いがあるからなんだろうと思います。
では翻って、なぜ欧米人は、投資信託より株を多く買うのだろう?って思ったんです。欧米人にとってもお金は大事だろうし、資産を増やしたいのは自然な発想だろうと。だけど結果として株が多い。ここにはどういった意図があるのか?と。
真相はわかりませんし、個人間でも違うんだろうと思います。だけど一番大きな理由は、自分で責任を持つことを選んでいる人が多いからなんじゃないかな?と思うんですね。
どの企業を選ぶか?いつ買うか?そこには、この企業を応援したい、この企業の成長に期待したい、といった、個人投資家それぞれの想いがあるからです。
お金を増やすことの意義とは?
と、ここまできてふと思ったんです。いや、そもそもお金って何のために増やしてるの?って。生活を豊かにするためなら、家とか、旅行とか、留学・大学院だとか、自分自身の身の回りにも投資した方がいい。だけど、昨今の新NISAブームは、まるで新時代の財テクのように語られている面が強い。
これをすれば老後2,000万円問題は解決!3,000万円も夢じゃない。だから今を節約して乗り切って、老後は長年積み上げた新NISA残高を少しずつ切り崩して生活資金にしていきましょう。そうすれば、あなたは逃げ切れる。そんな風にも読み取れる。
でもね、率直に思うんです、それって幸せな未来なの?って。
誰かと誰かが助け合って、そこで「ありがとう」が生まれて、「またあなたに会いたいな」といった感情が生まれて、初めて幸せな日常があると思うんですよね。
だとすれば、それってお金を積めば済むものではない。
そうじゃなくって、将来、ゆくゆく自分の体が動かなくなり、働けなくなった時に、「あぁ、あなたに会えてよかった」「あなたのお世話をできることが幸せです」と思ってもらえるような状況にすることの方が大事なんじゃないだろうか?って思います。
だとすると、お金って自分のためだけに囲い込むものではないなって思うんです。これからの若者がより快適に働けるための技術革新。人と人がより気軽に手と手を取り合えるようなインフラ整備。そんなものの発展にお金を使っていく方がよっぽど気持ちいいし、ワクワクするじゃないですか?
だから、自分の資産の100%をインデックス投資信託ってのは、どこかしら違和感のようなものを感じます。
"資産形成"はしつつも、それとは別に少額だけでもこれからの未来を変えてくれそうな次世代の企業に、本当の意味での投資を行なっていきたいなって思うんです。
世界は贈与でできている
もう数年前に発売された書籍で、私も読んで感動したのを覚えています。
この「世界は贈与でできている」という言葉、少し忘れかけていたんですが、久しぶりにまた目にする機会があったんです。それがこちらの書籍。
もうね、これ、是非とも多くの人に読んでいただきたい!
あまり話すとネタバレになっちゃうのでやめときますが、最近新NISA関連のニュースで私自身モヤモヤしていたことがようやく解消できた一冊でした。
本を読んでみて思ったのは、お金は、溜め込むよりも、自己投資、株式投資に関わらず、未来に向かって積極的に使っていく方が、自分には合っているだろう、ということ。
iPhoneも、Google Photoも、インスタ、LINE、Time Tree、Voicy、はたまたこのnoteも、私たちが普段使っているモノ・サービスだって、最初は誰かがその企業にお金を投資したからここまで発展して来れたんですよね。
だったら私の預金の一部も、こんな芽生えるかわからないようなこれからの可能性を秘めた小さな種に願いを託したいじゃないですか?
わかっています。所詮サラリーマンができることなんて、まぁ数万円、数十万円程度だってこと。でも、それでも、私はお金を全て囲い込むよりも、少額でもいいから、こんな未来のワクワクする可能性に賭けてみたいなって思うんですよね。
そのためには人に会うことです。たくさんの人に出会い、未来を夢見る若者と出会い、そしてお金というトスをあげていく。そんなお金の使い方を私はこれから実践していきたいと思います。
さらば、みだりな預金!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!