自分をより良く"UPDATE"するには?
こんにちは!今日のnoteはこんなテーマで書いていきます!
今週1週間は私にとって、とても面白い1週間でした。社内のマネージャーワークショップに参加したり、会社のみんなで受けたStrength Finderの結果をシェアしたり、これまた社内のイベントで会社の財務諸表から次なる戦略を部門を超えて話し合ったり。とにかく、いろんなことを議論する時間が多かったんですよね。
そしてなんといっても極めつけは、NewsPicksの看板番組「The UPDATE」の200回記念を現場で拝聴させていただいたこと!やはりこれが思い出深い今週の1ページとなりました!😌
The UPDATEは、4人の著名なビジネスリーダーの方が特定のテーマに関して議論を交わす番組です。「議論」というと難しい議題(政治だとか、経済だとか)について専門家が激しく持論をぶつけ合う、ようなイメージを持たれるかもしれませんが、どちらかというとこの番組は対話から調和を生むようなイメージ。司会の小坂さん、木嵜さんを含め6人の出演者が即興で作り出すハーモニーのような一種のエンターテインメントなんですよね。
今回のテーマは「The UPDATEの議論は日本を良くするのか?」でした。このテーマ、私自身今週様々なディスカッションやアップデートを社内や仕事内でも経験し、自分のことに置き換えて考えられた良い1週間となりました。
今日のnoteではそんな今週1週間の学びから、自分をより良くアップデートするためのヒントを探ってみたいと思います。
自分は存在しない
番組のディスカッションで面白かったのは、楠木建さんがおっしゃっていた、"主語を大きく括るな"という論点です。
「日本企業」だとか「日経平均」だとか、そういったものは何かの集合体であって、実際には存在しないものだと。しかしこれを突き詰めて行けば、人間だって実際には細胞、もっと言えば素粒子の塊でしかない。こういった具合に考えていけば、「自分の意見」なんてものも、実際には何かの集合知でしかない、こんな議論が出されていたんですよね。
確かにな〜と思いました。私がこうして今書いていることも、頭の中で妄想・想像していることも、すべてはどこかから入ってきたもの。だとすると私たちが個々に持つ意見や論理なんかも実は自分のものでもなんでもなく、これまで誰かから仕入れた情報のミックスジュースなだけ。
だから、そのミックスジュースをより他の人にとっても美味しく感じるものにするためには、新しい材料に出会い続け自分の中で配合比率を考えていく。この積み重ねこそが自分という集合体を作る。つまり、自分なんてものは最初から存在しなくて、知の集合体こそが自分という存在なのだということ、ここから自分という存在は始まるのだと理解しました。
意見を言うよりニュートラルに聴く
欧米の文化や外資系企業なんかでもそうかもしれませんが、ディベートやディスカッションをしてなんぼみたいなところがあります。意見を言い合って相手の意見より優れている点を競い合って、最終的に1つの意見に集約するといったことがよしとされる風潮です。
しかし、意見を言ったり何かを口にしたりすることの前に、そもそも他人の意見をニュートラルに受け取ること。これのほうが自分の意見を抜け漏れなく100%伝えることよりも何倍、何十倍も大切ではないか?と思いました。
これは1つ前のchapterで書いたことにも関連しますが、人が知の集合体なのだとすれば、自分と異なる見方や意見を聴くことは、言わば新たなる知を得る行為。それに丁寧に耳を傾け、意見を咀嚼し、自分の中にあるものと掛け合わせること、これこそが自分をアップデートさせるものになるわけです。
言い換えるなら、肯定も批判もせず意見、論調、見解に耳を傾ける。ここから自分に合ったより良いアップデートは始まるのだと感じました。
自分アップデートにアウトプットは必要か?
これまでnoteを3年以上書いてきた身として、アウトプットが持つパワーを私はひしひしと感じてきました。アップデートにおいてアウトプットは欠かせないものだと。
しかし、番組の後半で私は思わぬ意見を耳にしたのです。
現場で生で聞いていて、さすがに少しドキッとしましたね。自分のアウトプットは、前提としてちゃんと勉強した上でのものになっているだろうか?と💦
インターネット、特にSNSには様々な情報がある。発信者の偏った見方や、特定の人物、集団を批判、否定するような内容などなど。そこには意図的なものもあれば、発信者が無意識に伝えてしまっているものもある。だから、ちゃんと勉強して、ちゃんと考えを精査して、その上でアウトプットすることがひいては世の中を良くするのだと。確かにそうだなと感じました。
これらは番組内で出演者の方がおっしゃっていたことですが、まさにアウトプットにおける心掛けとしてどれも大切なことだなと改めて感じました。
アウトプットありきではなく、インプットを高めた上で、コントロールされたアウトプットの実践が大切ですね。
インプット→インプット→アウトプット
結論として、これくらいが私のアップデートにはちょうどいいのかな?と思いました。インプットで多様な情報を集めた上で、それが貯まっていったところで考えをまとめてアウトプットに持っていくといったイメージ。そうすることで感情的にならず、質も高まったアウトプットが実現できるのではないか?と。
そのためには、やはり上質なコンテンツのインプットが大切。人文知、歴史等からの学びを深め、今後のアウトプットに活かしていきたいなと感じました。
番組でも言われていましたが、アップデートという発想は、見方を変えれば、今は常に未完成形であるということ。
未完成な自分を受け入れ、日々インプットに精を出し、そこで得た知識をもとに、少しでも皆さんのお役に立てるアウトプットを目指していきたいと思います。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
おまけ(番組観覧の写真)
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