転職後も同僚と"つながりたい"人にオススメする、たった1つの"ツール"とは?
こんにちは!今週のnoteは、転職に関連した内容で書いていきます。今日のテーマは転職後の同僚との"つながり"についてです。
退職時、多くの人は「最後のご挨拶」、あるいは「お礼」と題したメールを書くかと思います。その時にメールに記載されるもの、そうそれが今後の連絡先です。
私の経験上、多くの人は、プライベートのメールアドレスを書きます。
でも私は、疑問に思ったんです。
そこで、私は今回の「退職の挨拶」で実験に出ました。メールアドレスをあえて明記せず、代わりにSNSのQRコードを記載したのです。
(なお、厳密には、プライベートのメールアドレスは、返信ボタンを押すと返信先が指定されるようOutlookに設定していました。)
今やプライベートでのやりとりは、LINE、facebook MessengerといったSNSが中心なのは言うまでもありません。ですので、プライベートのメールアドレスを聞いたところで登録する人なんてほぼおらんやろ、と私は思ったのです。実際、私は過去一度も退職者のメールに記載されていた今後の連絡先を自分のスマホに登録したことがありません。😅
このような背景から、私は次のSNSを退職メールに記載しました。
facebook
LINE
LinkedIn
QRコードを添付し、お世話になった人かなり広めにメールしました。
当初私は、LINEが多いだろうと思っていました。しかし、蓋を開けてみると、結果はそれと大きく異なるものでした。圧倒的にLinkedInからのつながりリクエストが多かったのです!
いやぁ〜、びっくりしました。
「LinkedInって、主に転職のためのツールだよね?」くらいに思っていたんです。ところが、結果を見て「いや、どうもそうじゃないぞ?!」って初めて思ったんです。
今日のnoteでは、この結果について考察していき、改めて私が考えるLinkedInの魅力、活用方法について書いてみたいと思います。
そもそもLinkedInとは??
ただ、ここまでお読みいただいて、「ん?そもそもLinkedInってなに??」と思われた方もいると思います。具体的な話に入る前に、簡単にLinkedInについて触れておきたいと思います。
LinkedInは、ビジネスに特化したSNSと言われ、2022年1月時点で世界では約8億人が使うSNSだそうです。(日本代表の村上 臣さん曰く。)
ただ、他のSNSと比べ、利用者も認知度も圧倒的に少ないというのが、悲しくも我が日本の現状です。
そもそも使ったことない、または使ったことあるが、過去数回しか開いたことない、という人が圧倒的です。
まぁそりゃそうです。なんせ日本はいまだに終身雇用が根強く残る国。転職を考えている人の数は他国と比べるとまだまだ相対的に少ないため、転職サイトと思われがち。ですのでLinkedInの利用者数は、低地安定となっているのです(たぶん)。
なぜLinkedInで最も反響が大きかったのか?
では、なぜこんなに利用者が少ないSNSにも関わらず、LinkedInで一番反響が大きくなったのでしょうか?
これを掘り下げ考えていったところ、あぁそうか!とわかりました。
LINE・facebookとLinkedInの間で明らかに違うことがあったのです。それは、LinkedInでは圧倒的にプライベート色が薄いということでした。
ビジネス系SNSとも言われるLinkedInへの投稿は、ほとんどがビジネスにまつわるもの。トピックの多くは、企業アカウントから発信されるコーポレートブランディング情報だったり、日経、ダイヤモンド、東洋経済といったビジネス中心の記事からの引用、各ビジネスパーソンが感じたビジネスでの学びや気づきだったりします。
とにかくタイムラインがほぼビジネス色ですので、いい意味でプライベートとの間に程よい距離が保てるのだと思います。
仕組みもうまくできています。LinkedInには、1次、2次、3次というコンタクトレベルがあり、それに応じた投稿が自分のタイムラインに流れます。
私のような基本はROM専のユーザーの場合、1次コンタクトが投稿した記事に加え、1次コンタクトが「いいね!」した2次コンタクトの投稿がよくタイムラインに流れてきます。
この機能が、今回、絶妙にいい役割を果たしてくれました。
今週、LinkedInに自分の退職について投稿したところ、現職の会社メンバーに加え、過去に転職で会社を去ったメンバーからもコメントや「いいね!」をもらうことができたのです。またそれは、|思いがけない昔の同僚とのつながれる機会を私に与えてくれたのです。
つまるところ、こういうことなんだと思います。
LinkedInなら、つながってもプライベートをさらけ出さないで済む
LinkedInなら、ただつながりを作っておくだけで良い
LinkedInなら、今後ビジネスやキャリアで何かあった時に使える(かも?)
簡単にいうと、とにかく仕事の顔のままでいい、気持ち的にラクなんです。
facebookは、もう本当にプライベートな世界です。子供の写真だったり、見返したくもない"若気の至り"だったりが収められたアルバムです。
LINEもプライベートなものです。そこでのやりとりはclosedのものになりますし、1:1でのやりとりが基本ですので、関係性を続けるには"話題"が必要です。
こういった一切の面倒くささを解消してくれるのが、LinkedInなんだと気づきました。
LinkedInはビジネス上の自分らしさの第一歩
これが本日の私の結論です。
ビジネスにおける「自分らしさ」とプライベートでの「自分らしさ」ってちょっと違うと思うんですよね。あまりLifeとWorkを分けることを意識していない私ですが、なんとなくそう思います。
だから、プライベートでLINEが必要なように、ビジネス用にも専用の社外をまたぐツールが必要になると思うのです。
一方、今までの私は、LinkedInは単なる転職サイトと捉えていたところが強かったです。ネットワークというよりも、ヘッドハンターから業界内の求人情報を効率良く受け取るためのトンネル的なツールだと。
(お読みいただいている人材紹介関係の方、ゴメンナサイ。。🙇♂️)
ですが、本当はそうじゃないんですよね。ここには、ヘッドハンターの他に、自分らしいキャリアを目指すビジネスパーソンや起業家のような人たちもたくさんいる。
そしてそう言った人たちは、日々の仕事に精を出し、そしてチャンスを掴み、自分らしいキャリアを築いていく。それが、昇格だとか、昇進だとか、はたまた転職とかいう目に見える形でタイムラインに示され、情報として入ってくる。それが、自分自身をまた勇気づける。
そんな風な、まさに自分らしく働くための"コミュニティ"なのだと思います。
振り返れば、私がLinkedInをはじめたのは2013年でした。当時の会社の同僚にとある外資系人材紹介会社が主催する異業種交流会(という名の飲み会)に参加したのがきっかけで、このSNSを知りました。
当時はヘッドハンターのみが使うようなサイトだったので、登録したっきりほとんど使っていませんでした。でも、前職から今いる会社へ転職した際、LinkedInからの情報が非常に頼りになったことから、イメージが少しずつ良くなり、利用頻度が変わりました。
最近ではLinkedIn News編集部が定期的に発信している「注目トピックス」や、代表の村上 臣さんが毎週開催されている「LinkedIn編集部 Live」が情報収集にとても役立っていることから、さらに利用頻度が上がってきています。
そういった適度な距離からの情報入手が、新たなビジネスでの挑戦につながる場所、言い換えるならビジネスにおけるサードプレイスがLinkedInなのだと思います。
転職をしたい人はもちろんのこと、これからのキャリア人生をもう一歩進めて考えてみたい人にも強くオススメします!!(ちなみに、無料プランで十分使えますので、その点もご安心を!)
あ、ここまで書いておいて言うのもなんですが、べつにLinkedInの回し者じゃないですからね!w ^^