フラストレーション耐性ってなんだろう?
フラストレーションとは、個人の欲求が阻害されてしまい、心理的に満たされない状態の事をあらわします。
思い通りにならない事があっても苛立つ事なく、「我慢できる力」を「フラストレーション(欲求不満)耐性」と言います。
フラストレーション耐性は、適度な欲求不満を体験し、その実体験や体感覚を積み重ねていく事によって養われていきます。
子どもの反社会的な行動は、フラストレーション耐性が低い場合に生じやすいと考えられています。しかし、この耐性は、自分が誰かに大事にされている事を実感したり、自尊心が養われたりすると高くなります。
フラストレーション耐性を定義したローゼンツヴァイクは、フラストレーションに対してその人がどのような反応をするかによって、その人の性格を理解できると考えました。
例)子どもの欲求に対して、お母さんには「応じる事が出来なかった場合」の「子どもの反応」。
※ココでは、オモチャが壊れてしまいお母さんに直してと要求する場面。
※次回は、「認知バイアス」についてお送りします。