類型論・特性論ってなんだろう?
これは「性格」を、「質で分離」するのが「類型論」で、「量で分離」するのが「特性論」と言い、「特性」とは、様々な状況に於いて現れる、「一貫した行動傾向」の事を示します。
特性論では、性格は「特性の集合体」だと考えられており、実証的な学問としての性格分類は、昨今では特性論が主流となっています。
個人の性格を理解する為の考え方としては、心理学的に大きく2つに分ける事が出来ます。
①性格をいくつかの異なるタイプに分類しようとする「類型論」。
例:分裂気質、躁うつ気質、粘着気質、外向型・内向型、内臓緊張型、頭
脳緊張型、身体緊張型、理論型、芸術型、経済型、権力型、宗教型、
社会型など。
②社交性=4、攻撃性=2、誠実性=5などのように、誰もが持つ行動傾向(特性)を、その人がどれ位ずつ持っているかを調べ、性格を量的に捉えよ
うとする「特性論」。
例:誠実性、神経症性、開放性、外向性、協調性、情緒安定性、繊細性、
感情性、懐疑性、冒険性、依存性、自我強度性、高調性、巧妙性、知
性、現実性、自己統合性、超自我性、緊張性、支配性、罪悪性、革新
性など。
※「類型論」「特性論」の詳細については、機会を改めて行う事とし、
次回は「性格」についてお送りしたいと思います。