最近見つけたインディー系の新譜の紹介
こんばんは。
本題に入る前に、今週に新譜リリースされるNinja Sex Partyの『The Prophecy』、良かったら聴いてみてください!
前作が最高のコメディーロックで、この作品が売れたのかわからないですが、MVも曲も勢いついてカッコいいです。
リアルな話、金が入ったんだろうなあっていう感じがします笑
昔の作品はもう少しチープだったので・・・。
こちらが新曲です 。
ここで本題に入りますが、最近は70年代の音楽を一周し終わったので、2020年の音楽を聴いていこうという取り組みに入っていますが、その段階でいくつか良さげなアーティストなど発見しましたので、紹介したいなあと思います。
① Mister Nobu - TAVIE 3月27日リリース
Mister Nobuはトロントを拠点に活動するChoir! Choir!のメンバーのソロプロジェクト、と情報源から手に入れたように、元々音楽バンドとして活動しているので、まったくの新人というわけではないようだ。
まずジャケットが目に入る。海から手を出してその手には眼鏡。「なにやってんの?」という印象ではあるが、よく考えてみると、海で眼鏡落としたらふつーに絶望もんである。簡単には見つからない。死に物狂いで探す必要がある。しかしこのジャケットアートはもしかしたらそういった比喩なのかもしれない。
海のように深い音楽業界から探していた良いものを見つけられた喜び。それをこのジャケットは表しているのかもしれない。(多分深読みしすぎだと思うけど)
さて、はっきり言うとMister Nobuの歌唱力は正直上手くなく、終始ヴォーカル面では不安定なままである。しかしそれを補うか如く、サウンド面が良くて、穏やかで優しく耳を覆うインディーポップの音が心地よい。
ピアノとかサックスのような管楽器も存在感を示していて、やはり以前から音楽キャリアを築いていたのが分かる、「慣れ」を感じるので、最後まで安心して聴ける。
インディーポップというジャンルに当てはまるが、どちらかというと北欧ポップ的な自然的でのびのびとした傾向なので、北欧ポップ好きなら合うかもしれないし、個人的にはPassion Pitとか好きならたぶん気に入ると思う。
② Jahn Dough - Obsidian 1月28日リリース
なんでJohnじゃなくてJahn Doughじゃないの?と思う名前だが、どうやらJohn Doughというラッパーが先にいるらしく、意識的に区別したのかな?と思う知らんけど。
この作品に流れるビートは、チルというかJazz Rapっていうのかな?よくわからないけど、比較的落ち着いたビートで聴きやすい。個人的にトラップのノリはそこまで得意じゃないので。
あとこの作品を聴いていて思ったのは、ラッパーのフロウが早口気味で次々とリズムを作りながらまくしたてるので、そのグルーヴを聞き流しているだけでも気持ちが良い。
そして色んな曲にフックがあり、普段ヒップホップ聴かない人々にも聴きやすいポイントがあるので、もっと愛されても良い作品だなと思う。
③ Gabe Lee - Honky Tonk Hell 3月13日リリース
中国か韓国系の血が入ってるのかな?その辺はよくわからないが、この作品はカントリー、ブルース、ソウルなどの本格的なアメリカルーツな音楽だ。声もそのジャンルと相性が良いハスキーな感じでカッコいい。
60年代のロックンロールがタイムスリップしてきたかのような曲もあり、一曲一曲バラエティに富んでいるので最初から最後まで飽きることがない。
今作はそんなアメリカの古き良き伝統を引き継いでいて、2020年のシーンに革新的なものではないかもしれない。しかしここには確かに良い音楽が流れるので、ぜひ聴いてもらいたい一枚だ。
④ Logan Ledger - Logan Ledger 4月3日リリース
カリフォルニア出身のソングライターのこの作品も古き良きアメリカルーツの音楽である。こちらはどちらかというと男の色気に幅利かせた感じであり、ダンディズム溢れるヴォーカルと艶めかしいアメリカーナの雰囲気漂う作品だ。アメリカにもし住んでいたら、酒の入ったカップ片手に夜しっとりと聴きたいものだ。高温多湿な日本では、この作品のようなカラッとしたムーディーな作品は相性は合わないのかもしれないが、良いニュース。これから寒くなり秋が来るので、涼しい秋にこの一枚はいかがでしょうか。
⑤ Indian Queens - God is A Woman 4月3日リリース
タワレコで試聴して良さげなのでついつい買っちゃいそうな作品part1。ロンドン出身の姉妹が率いる3ピースのバンド。作品全体のムードは冷たい印象であるが、結構一曲一曲の完成度は高くて、これがデビューアルバムか?と疑うクオリティの高いUKインディーロックである。
女性ヴォーカルの声質的にロックと相性良さそうという感じで、雰囲気が出てカッコいい。こういうバンドってフェスで評判を集めて人気に火が付くんだろうなって感じ。
聴いていると根底がしっかりしてるんだなと関心してしまう安定感が見えるが、名盤レベルではなく良盤だなと思うくらいではあるが、プロデューサーが変わるなり、もうひとエッセンス加えたら化けそうなくらいのポテンシャルを感じるロックバンドだなと思う。
⑥ Nick Leng - LEMONS 4月24日リリース
タワレコで試聴して良さげなのでついつい買っちゃいそうな作品part2。ツイッターのTLでこういうの好きな人結構いそう。実際どうなのか知らんがなんでも一人でやれちゃう系の器用なポップソングがここでは鳴らされており、オールドスクールでオシャレな雰囲気のポップや、フォークソング、バンドJungleのノリを持ってきたような曲まである。とにかくセンスの良さが溢れ出ていて、これさえあれば外の散歩もオシャレなものに演出できるだろう。