門脈鬱血【もんみゃくうっけつ】

鬱血【うっけつ】って記録の続きになりますが、
あれは心臓に戻る静脈の通り道で、
何かが故障しちゃってるから血液がその先に進めません。
ってことになって、
血が溜まっちゃうこと。
なんて書きました。

今日の病理学の授業で、
先生のフレーズに
(はー。なるほどね)
って、しっかり入ったんです。

「門脈ってのは高速道路みたいなもんで、
そこが使えなくなっちゃったら、
裏道を使うのね。」

「その裏道ってのはほとんど使ってないようなところだから、
そこに血液がバンバン流れて来ちゃうと、
破綻しちゃう。」

なるほど。
高速って考えたら、車で走る高速道路と確かに同じ理屈だなと。

高速道路で故障車が出たとか、
事故があったとか、
そしたら、いつもはスイーっと走れちゃう道が、
異様に混んでる。。。
なんじゃこりゃ!!
ってなって掲示板みたら、
事故なんだ。渋滞は20キロ。通過には2時間。
なんて出てたら、腹立つだけならまだしも、
納品とかだったら間に合わない。
となったら、
勝負!!
って高速降りて、一般道、それも出来れば裏道を使いたい。

ってことになりますよね。
これと人体もおんなじことするんです。

門脈鬱血は肝臓が故障とか事故っちゃってるんです。
肝臓には
門脈って静脈から
胃とか腸とかって消化管で栄養とか毒素とかを含んだ血液が運ばれて来ます。
肝臓が大仕事をして、またデッカい静脈に流して
心臓に戻す。

のだけど、
肝臓が壊れちゃってる。
行き場がない。
だけど、心臓には戻さにゃならん。
んーーー。。。

勝負!!
って感じで裏道使うんです。
①食道静脈
②内腸骨静脈
③臍傍静脈
とかって他にもあるんですけど、
これらが裏道。
いつもはあんまり使ってない。
本当は静かな道。というか血管。、

なのに、
門脈通れない血液たちがその道にワンサカとやってくるわけです。

そしたら今度はそっちが渋滞しちゃう。
裏道行っても渋滞してるもんだから、
イライラした血液たちが悪さしちゃんです。

①なんかは食道に静脈瘤とか作っちゃう。
で、それが破裂しちゃうと口から血を吐いちゃいます。
出血多量で死の危険もある。
②は腸のほうだってことで痔【ぢ】を作っちゃう。
③なんかは胎児の時に使ってた母体と繋がってた血管まで使う。
ここが渋滞すると髪の毛が蛇になっちゃってる
メデューサって神話の人の頭みたいなのが、
お腹に出て来ちゃうんです。

どれも
側副血行路【そくふくけっこうろ】って名前で、
読んで字の如くなこと。
肝臓の障害によって
門脈が使えないからってんで、
側で、副で、血が、行く、路。
が破綻しちゃう。


肝臓ってアルコールによる疲弊も
疾病につながるのは間違いないのですけど、
これとまた別に怖いのが、
感染症なんですよね。

鍼を使うものとして気をつけなければならないわけですが、

までも、
やっぱり、
ワタシの場合は

アルコール。。。

なしよ。
って生活は考えられないだけに、
肝臓さんへの声がけ。
肝臓さんの体調チェック。
あとは、休日も与えてあげないといけないんですかね。
お前が聞くな。
ってことなのは承知ですが、

誰かに優しく教えてほしい。


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