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曇り【くもり】

今朝は5時半に設定していたアラームで目を覚まして、
学校に入学してからは週に3回くらいですかね、
月に100キロくらいを目安に走ってる江戸川の土手に、
ちょうど2週間ぶりで、
たったの2週間だけど
大好きなあの子と2週間ぶりに、
みたいな感覚で薄暗くて肌寒い場所に立ってきました。

2週間前の10月25日のほぼ同じ時間に
そこに立ってました。
その日は「晴れ」。
その日の太陽はワタシより30分ほど遅れて起きてきたくせに
(大丈夫だ)
(がんばれよ)
(帰ってこいよ)
って元気づけてくれてるかのような
生意気でなんも考えてないような無邪気な晴天だったし、
そう自分勝手に演出しちゃうココロ持ちでもあったな。
って思い出したり。

感慨深いって感じのやつを
今日もコネコネ演出をしながら家から土手に上がるまでの数分を歩いて、
あの場所に来てみた今日の天気は、

曇り。

いろーんなことが起きるけど、
だいたいね、
「雨のち晴れ」
って法則で成り立ってんだよな。

そんなことを誰かに教わったよな。
って思いながらの曇り空と、
いつものジョギングロード。
2週間前と変わりないはずなのに、
その道や土手から見下ろす街が、
いつものようではなくて、
すべてが曇って見えるワタシに起きてる現実を
実感したり。

未来への「不安」やらのザワザワしたベテラン脇役を鎮めようと
ここに戻れた「安堵感」って新人を完全なエコ贔屓で主役に抜擢して、
ミュージカルっぽく大袈裟に演出するように、
でっかく深呼吸を繰り返したりして。

まだまだ物語は終わらない
「未完」
な自分を受け入れて、
今まで縛られてたかも知れないユニフォームを脱いで、
「終わらなき旅」
をゴリゴリに突っ走るんじゃなくて、
これからやってくる壁ってのも、
トントンと叩いてみたら、
案外それってドアなんじゃね?
って、走りはしないけど、
走れないかもしれないけど、
止まったりしながらかもしれないけど、
「自由」に前に進んで行ったら、
新しい何かってのが何にかはわからないけど、
新しい何かが待ってんだ。

ですよね?

桜井さん。


とかって、
耳からじゃない今朝のBGMは、
Mr.Children

桜井さんの言葉が
うっすらだけど刻まれてるんすね。
勝手に流れてて。

(あ、桜井さんの声が聴きたい)

って思って、
耳に流れてたけど聴いちゃいなかったradikoからの音を
Mr.Childrenに変えて。


「Starting Over」

が流れてきて、

何度も聴いてる曲だし、

大好きだし、

桜井さんって天才っていうか、

神?

てか、なに?

なんなの?この人。

って思ったことはあるんですけど、

今日は、

催眠術師?

アーティストにそんなことを思ったの、

生まれて初めての体験なんだけど、

桜井さんが、

(泣いてもいいよ)

って、

(怖いよね)

って

(でも)

(大丈夫だよ)

って、

言ってくれてる気がして、、


朝の6時半に江戸川の土手をトボトボ歩く、
50代のオッサンが
ボロッボロに涙流してるわ、
ヒクヒクまでしてやがる。

せっかくの日曜日に早起きして散歩してんのに、
気持ち悪いもん見せられたって、
ココロある通りがかりの人なら、
通報する(^^)

ただ、こっちはですね、
もう、
すんげー

スッキリしちゃって。

桜井のさんの言葉に寄りかかって、
ガンガン泣いて(^^)

改めて、
桜井さんて
なんなんだろ?この人。
なんで、
わかるの?
なんで
知ってるの?
なんで
入ってくんの?

でも、
そうなんです。
でも、
そうなんですよね。
でも、
その通りっす。

ってうちに、
一切拭わなかった
涙も乾いて、
空を見上げると

やっぱり
曇り。

太陽は見えないけど、
最近ずいぶんと起きる時間が遅いけど、
太陽は今日もちゃんと雲の裏っかわにあがってて、
その証明に雲の切れ間から、
5時半には黒だった宇宙が、
青々とした空ってのに変わってて、
手前の雲は太陽のスポットライトを受けて、
雨を降らすのはオレだって、
雨の恵みを操る雲の存在感みたいなやつを主張もしてて、

太陽と空と雲と、
いつかの雨と、

雲りって、

全部だな。

いろいろだな。

曇りって。


オレも、
いろいろじゃん。
いろいろは、
オモロイ。

悪かない。
これはこれで、
良いな。

2020年11月8日
曇り。
Starting Over

ありがとう。

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