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伸長反射【しんちょうはんしゃ】

代表的な伸長反射は
膝蓋腱反射【しつがいけんはんしゃ】になりますかね。
診療台の上に足は地面から浮いてブラブラする様に深めに座らせられて
いわゆる膝小僧の下のところの
硬いけど骨じゃないって硬さの膝蓋靭帯を
ワタシらは打鍵器って言いますけど、
ちっちゃなハンマーみたいなやつで
先生がコツン!って叩くやつ。
で、
膝から下がピヨーンって先生を蹴飛ばす方に伸びれば正常。

で、
ピヨーンの何が正常なの?
っていうのが大事なわけで
前にも教わってますから理解してるはずなんですけど、
はずってココロが発する言葉は大体いい加減なもんですけど、
脳は確信的に忘れてて、、

生理学で学んでるやつを
リハビリテーションの授業で復習させてもらった今日です。

コツン!によって膝蓋腱っていう腱が伸びるんですよね。
瞬間的にチラッと伸びる。
そうすると腱にも受容器があってで、
やん!急に伸びた!!まんま伸びたら切れちゃうー!!
ってのを察知する受容器があって
反射的にというか反射【はんしゃ】という
素敵すぎる人体のオートマチック機構が働いて、
太ももの筋肉がキュって縮む。
膝蓋腱と繋がってる大腿四頭筋って太ももの筋肉。
こいつが、
キュって縮む。
そこが縮むもんたから膝蓋腱がくっついてる脛骨を引っ張って、
ピヨーンってなる。

って、上手いこと説明できてない感がワサワサするんですけど、

この反射を検査するので大事なことは、
正常のピヨーンが良いわけだけど、
ピヨーーーーンってすんごく反応しちゃう亢進【こうしん】ってのもあれば、
ピヨンって減弱【げんじゃく】ってのもあったり、
ムシ!って感じで消失【しょうしつ】しちゃうこともある。

コツン!を感じ取る
求心性【きゅうしんせい】の神経と
ピヨーンを伝える
遠心性【えんしんせい】の神経とが
脊髄【せきずい】ってところを折り返し地点にして、
コツン!で、
ピヨーンする。
ってことを理解してることが大事で、

ピヨーン度合いによって、
どの神経が、
また神経のどこが?
ってのを判別する検査なんです。

脳とか脊髄なのかの中枢神経なのか、
そっから先の末梢神経なのか?
そのどこなのか?
ってこを判別する。

反射の学びに学校で触れるたびに、
なんて素敵な仕組みをワタシらは
あまりに普通に当たり前に有してんだ!
って感心しまくるんです。
なんなら、
ちょっと気持ち悪い。。
気持ち悪いくらい良く出来すぎてる仕組みを持って生きてる。
ってのを実感するんですよね。

良く出来てるんです。
ワタシったら(^^)

で、
皆さんもっすね。

でも、
良く出来てる人間同士は争うんですよねぇ。
言い争ったり、
信じるもののためには国と国で良く出来てる人間同士で、
殺し合ったりまでする。
ダメだなぁ。
って思うんですけど、
残念ながら人間って動物にも
そういう仕組みでありプログラムが設定されてる。

結局は。

そういうもんだ。

って人間の仕組みを理解する。
ってことが大事なんだろうな。
って。

人間って本当に良く出来てるけど、
本当にダメなんすよね。
まったく。


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