閉塞性肺疾患【へいそくせいはいしっかん】

健康診断なんかでトイレットペーパーの芯みたいなのをくわえさせられて、
「はーい、吸って吸って吸ってーーー、
いっきにプーーー!!って吐いてー!」
なんてやったことあるかと思うのですが、
あれってのは1秒間にどんだけの息を吐けるか?
って数値を測ってたんだな。
ってわかりました。

呼吸の障害には、
閉塞性肺疾患と
拘束性肺疾患と
があるんだよ。
この違いと特徴をよく掴んどいてね。
国家試験でよく出るからね。

ってことで今日はオンライン授業なんですけど、
そんなことを言われると
誰も見てないですけどイスに座る姿勢が変わります。

1秒でどんだけ息を吐けるか?
これを「1秒率」って言うんだそうです。
で、これが70%下回っちゃってると良くないよ。
ってことだそう。

オンラインで良いのは家にいるもんだから
(ん?しゃー、オレの健康診断の結果にもその1秒率ってのは出てんのかな?)
ってサクッと取り出せる。
出してみたら、ちゃんといました。
1秒率。
その文字からそっと横に目を向けてくと、
76.98
って数値。

なんか、微妙ですよね。
70以下じゃないから問題はないんでしょうけど、
ジョギングが趣味です。
なんて割に大したことない気がする。

日本酒好きなんだけど、
これどう?からい?あまい?
とか、あんまりよくわからないもんで
人に聞かれるの嫌だから、
「日本酒はキライじゃないです。」
って答えるように、
ジョギングもその程度の言い方を見つけようかなって考えさせられる数値。

ま、この1秒率が70%以下だと
閉塞性肺疾患の危険あり。

これに「慢性」ってのがくっつくと、
COPDって言うんです。
聞いたことありますかね?
喫煙歴が問題視される慢性の呼吸器疾患。
きつくなると移動式の酸素吸入器とかで鼻から酸素入れとかないと、
普通の生活してても息苦しい。

笑点の歌丸さんとかそうだったんですよね。
なんかの番組で、
「タバコなんかもっと早めにやめときゃ良かった」
ってコメントしてましたけど、
こればっかりは不可逆的な肺疾患で
治療というよりも「管理」ということで付き合ってくことになる。

嫌なのは
歳とってから出てくるんですよね。
若いうちは呼吸筋らが頑張ってくれる。
ただ、
筋肉もお歳を召されると自分の普通の役割だけで精一杯で
他を助けるってまでは余裕がない。
タバコだけには限らない空気中の有害粒子によって
肺とか気管とかがチラッとずつ炎症を起こしていって、
空気の換気量が減っちゃう。
助けてくれてた筋肉さんからは、
「すまんね。ワシももう歳でな、もうそっちまでは手が回らん。」
ってことで、


苦しい。


ってことのようです。

だから、タバコはやめた方が良いですよ。
って言いたいですけど、真正面から大声で言えないのは、
ワタシもお酒が好きで、
お酒は飲まない。やめた。
って人から、
「酒はやめた方が良いよ」
って言われても、
ハイハイ。
って聞き流しちゃってるようなやつが、
真正面からは言えないなと。


ただ、学んだ以上は
横っちょからは言おうかなと(^^)
家政婦さんの市原悦子さんが見ちゃったくらいの感じで、

「あらやだ。おタバコまだお吸いになられてるの?」
「COPDってご存知?今は良くても歳とってからが大変なんですってよ」

小声てはあるんですけど
結構、
正面すね(^^)

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