6.”授業前後の余白の密度”
私が現在実施している、オンライン授業に関するアンケート【https://forms.gle/LV3ab7jCT9x3Em2Y8】でいただいたコメントを紹介しています。
今回は、一人で、または先生や友人と一緒に、大学で過ごしたことが、いかに自分を充実させていたのか実感したという内容です。
以下引用です。
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先生方が大変な中準備をしてくださりこうした状況下でも学べることには本当に感謝しています。
不慣れな先生も一生懸命に対応してくださいました。その点は恵まれていたと思います。
その一方で、これまでのキャンパスでの生活を振り返ると、授業時間ではないときの友人や先生との何気ない会話からいかに刺激を受けていたかを思わずにはいられません。
キャンパスで読書をする友人を見かけ、そのとき話してもらった本は不思議と記憶に残っています。
授業後に先生と交わした会話を幾度も反芻することがありました。図書館にフラッと入り、色々な棚を見て回るのが好きでした。
ひとりで勉強したいときはひとりで、誰かと話したければその場がある大学は少なくとも私にとっては深く息が吸えるような場所でした。
オンライン授業でも授業の内容は学べますが、その前後の余白の密度が全く違うと感じています。
(回答日:8月8日 文系 3年)
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このコメントを読み、私自身も、大学の屋外ベンチで友達と時間を気にすることなくおしゃべりしていたことが思い出されて(なんだか遠い記憶のようです・・・)
大学に行けたからこそできたことが、全くできていない生活には虚しさがあるなあ・・・と改めて感じました。
授業以外の時間の、何気ないひとこまが、とっても貴重だったりするわけです。