日本語を話すサンタさんの話
メリークリスマス🎄✨
今日は、クリスマスですね！
家族や恋人と一緒に過ごす人もいれば、
仕事をがんばっている人もいますよね。
私は、毎年黙々と仕事をする側ですが
クリスマスには素敵な思い出があります。
さかのぼること
7歳の時のクリスマス
クリスマスまであっと1週間きった時
父が何やら張り切っていました。
「みんな！いい子にしてたら
サンタさんが家に来るかもしれないぞ」
楽しそうにしている父を見て
すごくワクワクしました。
私たちの喜んだ姿を見て父はさらに喜び
「じゃあ、お父さんが直接サンタさんと話をしてやるぞ！」
父はいきなり立ち上がって
みんな車に乗るようにと言いました。
どこまで連れて行くんだろう?
車に乗ること数分
着いた先は
トイザラス！！！
ではなく
トイザらスの入り口付近にあった公衆電話でした。
なんだ...公衆電話か?
ん.....まさか.....
父は、公衆電話に入り、
お金を入れるふりをして
「もしもし?サンタさん?
うちの子たちが
クリスマスプレゼント欲しがってるので
クリスマスの日ぜひ来てください
はいはい！
あのプレゼントよろしくお願いします😙」
その光景を見たとき
なぜか寒気がして
幼稚園の先生が言った言葉を思い出しました。
「サンタさんは、
日本よりさむ〜い遠い国に住んでいて
世界共通語の英語を話すのよ。
世界中の子供達とコミュニケーションを取るためにね✨」
........あれ？
サンタがなぜ日本語が分かるんだ？
それと、そもそも公衆電話にお金入れてないし...
何やってるんだろう?
父が私たちを楽しませようとしているのは
分かっていましたが
正直
なんで寒い演出なんだろう
と冷静に思っている自分もいて
兄と妹も
真顔で父を見ていました。
父の演出は、置いといて
クリスマスプレゼントが待ち遠しいかったのは、覚えています。
私の家ではクリスマス間近になると
母がトイザラスのチラシと厚紙を取り出して
欲しいものを聞き出しそこにメモをします。
母が厚紙とトイザラスのチラシを持ってくると
もうすぐクリスマスなんだなあと実感します笑
クリスマス当日は、
クリスマスツリーを飾ったり、
みんなでケーキを作ったり、
や
チキンやおいしいご馳走を用意して家族団欒を楽しみました。
キラキラと光っているクリスマスツリーと
おいしい匂いが漂うその空間は、
とても暖かい雰囲気で居心地がよかったです。
そして寝る間際に
お母さんが私たちの部屋に大きな袋を用意します。
靴下では入りきらないので、
米袋並みの大きな袋を用意します。
「ずっと起きていると、
サンタさんは来ないから早く寝なさい。」
そう母に言われて、いざ布団に入るもなかなか寝付けなかったです。
でもやがてゆっくり眠りにつき、
気がついた時は午前5時を回っていました。
「はっ！クリスマスプレゼントは？？」
布団を蹴り飛ばし
袋を見ると......
欲しかったポケモンのゲームが入ってました。
やったあああ！！！！！
サンタさんからプレゼントが来た！！！🎁
ばかでかい声で叫んだら、兄と妹も目をこすりながら起きてきました。
ほんとだー！！！プレゼントだ！！！
やったー！やったー！！！
本当にうれしかったので
大きな声で叫んでしまいましたが
脇で両親がうれしそうに微笑んでいた姿は、
忘れられません。
プレゼントを無我夢中で開けて、早速ゲームをして遊びました。
今でもクリスマスと聞くと、この特別な記憶が蘇ります。
外は、大雪でホワイトクリスマスだったあの日
1階でプレゼントを開けて
きゃっきゃ！きゃっきゃ！していたら、2階から父が大きな声で
「みんなちょっと2階に来て！
すごいことが起きてるぞ」
急いで登ってみると、
父が2階のベランダを指差し
「サンタさんが来てくれたみたいだ！」と
はしゃいでいましたが
確かに.....
足跡はあるが、明らかに父が作った足音でした。
また寒い演出でしたが、
この時はプレゼントもらえて嬉しかったので
一応父の前では喜んだ姿を演じていました。
クリスマスに私の部屋に袋を置いてプレゼントを入れる演出は実は、1回きりだったので
この記憶は、鮮明に覚えています。
父の演出は、とても寒いものでしたが、
私たちを楽しませるためにここまでしてもらってありがたかったです。
父の経営が傾いてサンタさんはいつの間にか来なくなり
大人になって
もうこんな風に家族と集まってクリスマスパーティーをする事はないですが、
大切な大切な思い出です。
サンタさん私のお家に来てくれて
ありがとう
今日もお仕事頑張って行ってきます！
メリークリスマス
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