父が作った理不尽ルールの話
自分の会社が倒産した事で
父のメンタルが崩壊し
暴君になってしまいました。
暴君になった父は、こんなおかしなルール突きつけてきます。
①風呂は、一番先に父が入る。
うっかり先に入ってしまうとOUT
その後、髪の毛びしょびしょのまま正座させられます。
②食事中は、絶対しゃべらない。
食事中しゃべるのはOUT
誰かがしゃべると「黙れ」と一言
BGMは、父の荒い鼻息とクチャクチャ音
お通夜の食事の方がよっぽどまし
③ソースやマヨネーズなどの調味料は、
一番最初に父が取る。
先に取ると50%の確率で父がキレる
そして、父は調味料を使った後、無造作に置くので、たまに誰かのおかずの上に倒しても
知らん顔して謝らないクソ親父
④毎週日曜日の買い物は、家族全員で行かないとブチギレる。
毎週日曜日は強制的に外出させられる。
父は、早足ですぐ見失ってしまうので
母が父親が着る服を
赤、黄、紫といった目立つ色だけを着させて
すぐ見つけられるようにしたのだった。
⑤テレビのチャンネル権は絶対的に父親
父がいる時は、ほとんどNHKのニュースしか見させてくれない。
バラエティー番組などを父と一緒に見た記憶はほとんどない。
みんながいない時は、録画していたバカ殿みているくせに
⑥車に乗るときは父が最初
車で出かける時、最初に父が運転席に乗ってから乗らないと、生意気だと怒鳴られる。
他の人の車に乗る時も相手が先に入るまで待ってしまう癖が若干残ってしまいました。
⑦俺のいう事が一番正しい
とにかく自分が1番じゃないと気が済まない父
誰かが反応すれば確実にブチ切れるまさに理不尽
という感じで他にもたくさんのおかしなルールがあり、
かなり迷惑でめんどくさかったです。
今思うと、父は、父としてのプライドを守る為だったのかなあと感じます。
倒産直後は、取引先や従業員やいろんな人に頭を下げて精神的にも追い詰められてかなり辛かったんでしょう。
大人になった私は冷静にそう考えられます。
せめて家の中では自分が一番でありたいのかと私は勝手に想像していました。
本当に大変だったと思いますが、巻き込まれる側はとてつもなく迷惑極まりなかったです。
もし皆さんの周りにこんなルールを押し付ける人がいれば、
自分に余裕がなく周りを見られない可哀想な人間だと理解してあげてください。
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