やばい転校生VS借りパクッター
みなさんどうもケイです!
いつもブログを読んで下さってありがとうございます!
今回は、小学4年生の時に来たやばい転校生について話したいと思います。
小学校4年生の時、岩手県から小ちゃい転校生が来ました。
その子の名前はHちゃん
とてもちっちゃくて、かつ横に広い。
声が高くて、キンキンする。
第一印象は、
自己主張が強いカービィだと思いました。
最初のうちは普通に明るくていい子かなと思ってましたが、
のちに彼女の性格がやばいことがどんどん明かされていきました。
小学校4年生にもなると、私は特設合唱部に所属して毎日放課後合唱の練習をしてました。
Hちゃんも合唱部に入りたいとわめきちらし、合唱部に入部。
そこからなぜか一緒に行動することになっていきます。
休み時間も、放課後も、何かあればひっついてくる。
どこ行くにもついてくる。
普通に楽しく話す分には良いのだが、
金切声で自分の自慢話ばかり言ってくる。
私ねー、私ねーといった感じ
相当うざかったです。
自分の話を聞いてもらえないと駄々をこね
クラスメートからは疎まれる存在に
そして、この人は、やたらに人のプライベートを聞きたがる。
私の仲が良い友達の1人にひーちゃんという子がいましたが、
その子が住んでいたマンションの隣にHちゃんは引っ越してきて
どういうマンションの作りか知らないが、
Hちゃんが
「昨日の夜笑い声が聞こえてきたんだけど何で笑ってたの? TVとか見て?ねえ、なんだったの?」
と、ひーちゃんにやたらと聞いてきたのには
正直ドン引きした。
普段私は、仲が良い友達4人といつも行動しており、特に休み時間はトランプをして遊んでいました。
そこにあのHちゃんが混ざってきました。
私もやる!私もやる!混ぜて混ぜてー!!
半ば強引に入ってきて、私たちは呆れましたが断る理由も見つからないので仕方なく一緒にトランプをして遊びました。
まあでもHちゃんが強引に混ざって来ても
遊んでいる間は意外ととても楽しかったです。
次の日の休み時間
今度は、Hちゃんが自分のお気に入りのトランプを持ってきました。
どういった絵柄か忘れましたが、結構奇抜な感じのトランプでした。
それを見た私の友人 ユカちゃんが、
「私もそのトランプかわいい!借りていい?」
とHちゃんに提案
私はその瞬間、何か嫌なことが起きそうと本能的に察知しました。
というのも、このユカちゃんは、曲者で
人の物を悪気もなく借りパクしてしまう小悪魔であった。
以前、私が持ってきたクレヨンにとても興味を持ち、貸してほしいと言って1週間以上借りパクしていた女である。
学校の授業でも使うので、返してほしいと言うと
涼しい顔をしながら
「ああ、ごめ〜ん」
と、何も悪びれる様子もなくさらっと笑って
クレヨンを返してもらった。
ユカちゃんは、
返してほしいと催促されしなければ自動的に自分のものにしている
物腰が柔らかいソフトジャイアンそのものである。
それ以来、彼女に物は絶対貸していない。
きっとこういうタイプには、お金なんかなおさら貸してはいけないんだろうなと子供ながらに思った。
そしてHちゃんはユカちゃんにトランプを渡した。
これが後に4年2組の大騒動にまでつながったのは、予想がつかなかった。
案の定、ゆかちゃんはHちゃんのトランプを借りパクした。
借りパクして数週間、
私の記憶があまり定かじゃないが
怒鳴り声とともに小太りのおばさんが乱入してきた。
「どうしてくれるんですか!!!???」
顔が真っ赤で鼻息が荒い
金切り声をあげている
そうHちゃんのお母さんが教室にまで乗り込んできたのだ。
一体何しに来たんだろうとみんなびっくりしていると
「私のかわいいかわいいHちゃんのトランプを返さないの一体誰なの?どういうつもりなの??」
そう言って私の担任の先生に質問攻めをする。
そしてその後に、ユカちゃんのお母さんが教室までやってきた。
一方的に怒鳴っているHちゃんのお母さんと
冷静に謝っているユカちゃんのお母さん
その間に担任の先生がなだめている。
話は終わって、ようやく決着がついた
ユカちゃんのお母さんが今回の件についてしっかり謝り、借りていたトランプはHちゃんのもとに戻った。
先生がクラスのみんなに一連の騒動について説明があり、このようなことがないようにと言うことで収まった。
確かにユカちゃんが借りパクしたのは悪いが、
こんな程度で教室に乗り込む母親もだいぶやばいとドン引きしました。
Hちゃんの親を見て
あーなるほど...
こういう親を持つとこういう子に育ってしまうのかと感じました。
その後何かとHちゃんは、目立つ存在でした。
だけど1年経つとHちゃんは転勤族と言うことでまた別のところに引っ越してしまいました。
4年生の最後の授業の時
担任の先生のご好意いで、お楽しみ会というみんなで楽しめるイベントをやりました。
机を教室の端に寄せて自分の椅子を円のように並べて、フルーツバスケットなどのゲームをしたり、リコーダーを吹いて演奏したりみんなで出し物をしてました。
そんな中、あのHちゃんが張り切ってダンスを踊りたいと言ってきました。
Hちゃんダンス踊れるんだと意外と思いましたが、どうせろくでもないやつなんだろうなと悪い予感がしました
その悪い予感は的中
Hちゃんがひょっこりひょうたん島のBGMに合わせて踊り始めたのですが、
振り付けはHちゃんの自己流
踊ってるつもりなんだろうけど、端から見れば
カービィが犬かきしているようにしか見えませんでした。
それでも担任の先生は、盛り上げようとしましたが雰囲気を盛り下がるばっかりで
盛り下がれば下がるほどHちゃんはなぜか楽しそうに生き生きと踊る。
この鉄のメンタルがうらやましいと思いました。
そして、最後の出し物で1人の男の子が腹踊りをすると言い出して、踊ろうとすると
Hちゃんはキャーと言い出し
「私そんなの見たくない!絶対見たくない
気持ち悪い〜!」と言って1人で走って廊下に出てしまいました。
みんなぽかんとしてましたが、
その後は、男の子がお腹もみくちゃにして腹踊りしましたが、これは爆笑の渦でした。
そんな感じで4年生の1年が終わり
Hちゃんは、引っ越しであっけなく去っていきました。
この1年間あっという間だったな笑
というか、Hちゃんて一体何者だったんだろう?
私は何か狐につままれた気分でしたが
まぁ、なんだかんだ面白い人と出会えたのでこれも良しと思います。
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