地獄の「文化部系運動部」=吹奏楽部に入部した話
「あんたらの演奏は、
夕飯のメインディッシュがちくわとグラタンくらいパッとしないわ!!!!もういいわ💢」
そう言って景子先生は、指揮棒を投げ捨てた。
どうも皆さんケイです。
皆さんは、学生時代どんな部活に入っていましたか?
私は中学生の時、吹奏楽部員でした。
「吹奏楽」
端から見れば、優雅に演奏しているように見えますが
実際入った吹奏楽部は、
ゴリゴリの体育会系で運動部に近い部活でした
もともと合唱部に入る予定でしたが
あの、演奏を聴いて、感動してしまい
吹奏楽部に入部する事を決めてしまいました。
新入部員大募集!!
楽器未経験でも大丈夫!✨
楽譜読めなくても大丈夫!✨
先輩たちが優しく教えるよ🐰
ワイワイ楽しくやってるよ!
入部お待ちしてます✨(╹◡╹)
吹奏楽部より❤️
廊下には吹奏楽部員が書いた
可愛らしいポップなポスターが貼ってあり
それを見て
3年間ゆる〜く、楽しく趣味程度に楽器を演奏して過ごせたらいいな〜と言う甘い考えでした。
しかし、現実は真逆で
実際入った吹奏楽部は、
ゴリゴリのドロドロな女縦社会で
ゴールド金賞を目指して頑張っていく
ガチの厳しい部活でした。
そんなことを知らずに私は吹奏楽部に入部し、
地獄の3年間が待っていました。
憧れの吹奏楽部員になり
私は、トランペットをやることになりました。🎺
部活の3年生の先輩は、厳しいながら優しさもありましたが
2年の先輩たちは、性格がややきつめでかなり怖かったのを覚えています。
そして何かと目をつけていじめのターゲットを探してる感じでした。
当時私は、中学生ながら身長160センチ以上あり、かなり目立っていたのを理由に
小柄だった同じトランペットパート2年の先輩に目をつけられました。
私を見るなりニヤニヤ笑ったりすれ違いざまに笑ってきたりしました。
また先輩たちの全体練習が終わった後
見学していた1年生が椅子を片付ける役なのですが
片付けようとするとこっちを見てゲラゲラ笑ってくるのうえにガン飛ばしてくるので
怯えてモタモタしていたら後で2年生たちに呼び出されました。
ケイちゃん?椅子を片付けようね(^∇^)と
笑顔で言ってきました。
その笑顔は、不気味で
私は何度も何度も頭を下げて謝り続けました。
挨拶は必ずする。
敬語は必ず使う。
1年生は、スクールバックにストラップはつけてはいけない
とにかく先輩ファースト
礼儀をわきまえないと終わり。
ルールを破れば村八分
そういう部活でした。
そしてもう一つ欠かせないのか
体力
吹奏楽の楽器は、
リコーダーや鍵盤ハーモニカみたいに簡単に音を出せる楽器は1つもありません
大体は肺活量を必要とします。
そのため、毎日筋トレは必須でした。
ペアになり腹筋、背筋、腕立て伏せ
あるときは外に行き学校の周りを走り回り
運動部顔負けの筋トレ量でした。
いやでも打楽器は筋トレ関係なく簡単に出せるじゃん
と思ったあなた!
確かに簡単に鳴らせるし、肺活量は必要ない分
演奏中は木琴、鉄琴、小太鼓、大太鼓と
その他多くの複数の打楽器を周りの人と
連携し常に移動しながら演奏します。
常に手を動かすので関節のケアをしないと痛めます。
そしてなにより打楽器の楽器の運搬は、
ものすごい体力が必要で地獄です。
学校の外で演奏する時や大会の時は、
1年生が駆り出され、運搬係になるのですが
大きな打楽器だと約30キロ以上ある上に
エレベーターがないところでは、階段を使って登り降りするしかありません。
大太鼓や木琴、鉄筋など大きな楽器は、
5〜6人で楽器を持ち上げて階段を移動
みなさんも想像してみてください.....
あんなでっかい楽器をみんなで担いで階段を
のぼり、降りするんですよ:(;゙゚'ω゚'):
恐怖ですよ.......
そして楽器自体とても高価なので
1つ100万以上する楽器も珍しくありません
もし誰かが手を離したり、転んでしまったら
取り返しのつかない事になります。
そんな楽器をまだひよっこの1年生が運搬係をするので
プレッシャーと楽器の重さに潰されそうになりながら楽器を運んでいました。
生きた心地がしません。
打楽器も打楽器で大変なのです。
そういうわけで吹奏楽部にある
どの楽器も難易度が高く難しいのです。
そして、私の当時吹奏楽顧問だった
景子先生は、泣く子も黙る鬼顧問でした。
見た目は、一青窈さんそっくりで美人なのですが、
景子先生は、ほとんど笑わず、常に無表情で
いつも顔が怖かったです。
景子先生が登場する度に空気がピリッと引き締まります。
先輩達の全体練習を見ていると
ピッチが合っていない
へたくそ
一人で練習してこい
と容赦なく無表情で言う景子先生が
鬼にしかみえなかったです。
先輩達の演奏は、かなり上手かったので
景子先生が怒り狂うことはあまりなかったのですが、
ある時、先輩達の演奏に納得いかなかったのか
いきなり、演奏を止めて
「あんたらの演奏は、
夕飯のメインディッシュがちくわとグラタンくらいパッとしないわ!!!!もういいわ💢」
そう言って景子先生は、指揮棒を投げ捨てました。
一同唖然となりましたが
私は、先生の絶妙なツッコミがツボで
笑いを堪えるのに必死でした。
そういうわけで入部してから
理想と現実のギャップにかなり戸惑いました。
吹奏楽部は私が思った以上にきつい部活で
何度も何度も辞めたいと思いました。
次の回では、きちんと練習しなくてみんなの前で恥をかいたり、他の人たちに迷惑かけて嫌われたエピソードをご紹介します。
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