世代を超えて愛されるコンテンツ〜ポケモンとエヴァと悟空に思うこと、そして娘と「よつばと!」と私
世代を超えて愛されるコンテンツは、強い。
子どもとポケモンやワンピース、鬼滅の刃で盛り上がれる親子関係……本音を言うと、ちょっとだけ(いや、ものすごく?)羨ましい。
注意⚠️以下、おばちゃんの日記的なダラダラ語りです。
タイパもコスパも悪いので、できればスルーしてください。
ぶっちゃけ、私はポケモンをよく知らない。
「ドラクエ」(昔の「FF」「MOTHER2」「クロノトリガー」など、1人でやるRPG)に弟妹とハマっていたので、ポケモンというのは
「◯◯ が なかまになりたそうに こっちをみている!」みたいなイメージがある。
……ちょっと違うのかな???
そもそも、ピカチュウはモンスター……ということは最初は敵なのか?
そこから知らない🙁
「ぼく、オタリーマン」で好きになった漫画家のよしたにさんの漫画で、幾らか下の世代の人に「ポケモン、何から?」と聞かれて「おいちゃん、リリースの時には18歳」てな感じで残念そうに言うのがあって。
私は彼より年嵩なので、ムリもないな、と思った。
有吉弘行さんがポケモンGOで歩き回っていたというのは聞いたことあるけど。
ポケモンで育った平成っ子、令和っ子は、ポケモン例えが便利に使えるらしい。
昭和後半生まれ以降のガンオタがガンダム例えやセリフの日常使いをするようなモノか。
プロ奢ラレヤーさんという20代後半の男性が、noteや書籍(2冊とも読了で押入れ前面に鎮座)やX、インスタ、追っかけてないけどTikTokや Spotifyでもいろいろと発信されてるのだけど。
TikTokで中高生にポケモン例えで諭しているのをインスタで見て、三角関数の説明を聞いてるような氣分で聞いた。……大事なことを分かりやすく説明してくれてるのは分かるが、実のところ理解できていない。多分、こういうことを説明してんだろうなぁ、みたいな。
おばちゃん、ポケモンは未履修なのです。
で。
エヴァは履修不足、
DRAGON BALL漫画版は、キチンと履修してきました。
よしたにさんはエヴァの劇場版最終回の見事な伏線回収で、卒業式の氣分を味わったそうだけど、私の居た大学の部室でもエヴァの録画ビデオが行き交っていたけど、私は漫画版(貞本エヴァ)を全巻読んで満足して、映画も一作も見ておらず、厳密に言うとエヴァ未履修である。
だって……シンジ君とゲンドウ氏の父子関係、「はぁ!?」としか思えなくて。
感情移入できなかったのである。
シンジ君、そのお父さんもだけど、深いところで一体何を考えているのか……よく分からない。
どっちかというと、昭和の「やったるぜ!」みたいな主人公や、背中を追いかけさせる親父、越えるべき親父、という感じの話が好みだったりする。
……って、それ、悟空じゃないか。
(ルフィもそうかもだけど、資金的にコミックを買えなかった)
DRAGON BALL、一巻からワクワクして出るたびに買い揃えて、弟妹と読みまくり、クリリンに惚れ、中学では大きくなった悟空のカッコよさにキュン萌え(当時はそんなコトバは無い)して、ヤジロベエが背表紙に2回出てくることをツッコミまくり、18号と結ばれるところでクリリンに惚れ直し……
昨夜、夫が何かにチャンネルを合わせた……と思ったら。
可愛い子どもの悟空が、同じくミニサイズの界王神さまと、見知らぬ青年と、旅をしているじゃないですか❣️
最近、DRAGON BALLの新しいアニメシリーズが始まったと聞いていたけど、コレでしたか〜という感じで、アラフィフ夫婦2人してああだこうだ言いながら視聴。
バトルも入れつつ、初期のワクワク冒険譚的な要素が詰まってて。
話題になってた鳥山明先生の映画「SAND LAND」、映画館で観ておけば良かった〜と思った。
アニメの最後、マスクをとったツインテールの少女が出たところで、
「ユパさま!ってマスクをとったナウシカの顔がアップになる演出と一緒だ。この娘がヒロインかな」と夫が言った。
なのじが普通級の小学5年生だったら、と、時々思うことがある。
きっと、「サンドランド」やウチに既刊は全巻ある「SPY×FAMILY」を観に、映画館に連れて行っただろうし、「聖(セイント)⭐︎お兄さん」も手にとってくれていただろう。
でも、なのじが夜の寝かしつけで持ってくるのは「よつばと!」なのである。
(ごくごくたまに「おしりたんてい」のアニメコミックや「ドラえもん◯年生」の時があるけど)
大抵、あずまきよひこ先生の「よつばと!」(2003年〜2021年、今も電撃大王で不定期連載?の既刊15巻……とーちゃんと、ひろわれっ子よつば5歳の物語)である。
私も夫も好きな作品だし、セリフや効果音の読み聞かせは弟妹にもしてたくらいで大スキだから、苦ではないのだけど。
昔は、好きそうな絵本の読み聞かせもしたことがあったけど、彼女としてはやはり「よつばと!」がいいらしい。
いかんせん、運転手以外がシートベルトをしてない時代、外でタバコ吸う女性が子どもに煙を吹きかけたりするシーンがあったりで、教育的……ではないし、電話もガラケー→スマホに変わったり、テレビもブラウン管から液晶になったり、今なら虐待や体罰と咎められかねない(そんなことは無いんだけど)シーンもあったりで。
「よつばと!」を、今の時代に初巻からアニメにするのは、結構改変が要る……そして良さが失われる……と思う。世代を超えて愛される作品だと思うのですが。
……逆に、原作の良さを失わずに今の世にリメイクできるなら、天才のなせる技だと思う。
何故、なのじが「よつばと!」をしつこく持ってくるのか、いまだに謎。
5歳のよつばと、さ来年で同じ年齢になるな〜という頃から、読み聞かせは続いているので、なんともう足かけ9年!!
もちろん、なのじはマイペースなので、先をめくったり、違うところを今読めと指差したりする。8巻、5巻、11巻、1巻、15巻、と、マイブームが続いて、連日同じ巻しか読ませてもらえなかったりもする。
最初、私は、世代を超えて愛されるコンテンツを共有できる親子関係を羨ましい、と書いた。
でも。
なのじのおかげで、好きな漫画を長年、幾夜も音読してきた。
こういう共有の仕方も、悪くない。というか、むしろ幸せかも、しれない。
いつか、なのじが別の漫画に手を伸ばして持ってくる日がきたら。
かーちゃん、張り切って音読するんだけど、なぁ。