眠るためにわたしがしたこと
2020年、生まれて初めて
「眠れない」ということを経験した。
きっと、わたしだけでなく、
その経験した人は多くいるのではないだろうか。
世の中が止まって、
自分の生活が止まって、
漠然とした不安に襲われた。
今まで眠れないなんてことなかったのに
気づくと、毎晩布団に入っても
どんなに寝返りを打っても
眠れない
頭が寝てくれない。
眠れないことが続くと、
今度は「眠れないこと」が怖くて
もっと眠れなくなった。
どうしたらいいのだろう
このまま一生眠れなかったらどうしよう…!
そこでひとまず
「よく眠れる方法」
と、検索してみた。
そして片っ端から、取り組んでみた。
とにかく寝たい一心で!
< 眠る前にしたこと >
スマホ・PCとの接触をやめる(情報に触れない)
間接照明で部屋の明るさをおさえる
深呼吸をする
ストレッチやヨガで硬い体をほぐす
心地の良い香りを嗅ぐ
好きな本・絵本を読む
< 日中したこと >
日々受信する情報量の制限
テレビ:自分が必要なニュース、番組を見たら、消す。
インターネット:デフォルトで表示されるニュースや広告は非表示設定SNSの見直し(アカウント削除等)
軽い運動をする
ひとりの時間をつくる
緑の中をのんびり歩く
おやつの時間をつくる
ベッドメイキングをする
椅子に座っているときは地に足をつける
部屋は自分の気持ちの良い状態をキープする
これらを行ってしばらくして、
「あ、今日は眠れてた…!」
という日が、すこしずつ増えてきた。
でもそれ以上に、
起きているとき日中の
「ずっと何かに気を張っている状態」が解消された。
肩の力が抜けた。
え?肩に力なんて入っていたの?
そこだった、気づくべきは。
眠れない原因は、その無意識にずっと張っていた 気 なんだと思う。
思いもよらなかった、自分が気を張っていたなんて。
生活そのものが変わった。
そうして、フラットな状態になって初めて、
自分の不安にも気づけるようになった。
たぶん
立ち止まったことをきっかけに、
これまで自分の歩いてきた(もはや走ってきたような)道のり【過去】を
振り返ったら、
次に前を向いたとき【未来】に、道がないように思えたんだ。
どう一歩を踏み出しても、真っ暗な谷底に落ちるんじゃないかって
そんな感覚。
そりゃ、こわい。
仕事もプライベートもそれなりに楽しんできたのに
ふと立ち止まったら、
何を人と比べてしまったのか
自分だけ取り残されたような恐怖にも襲われた。
…という、いまならそんな自己分析もしてみるのだが、
当時のわたしのそんな余裕はなかったな。
そうした、それらの不安と気の張りが
「眠れない」という形であらわれたんだろう。
様々なことを実践したけど、大きく分けると2つ
外部からの情報量を制限する(ときには遮断)
自分に集中する
たったそれだけのことだけど、
それがしにくい環境にあったんだ。
しなくても以前は気で突っ走ってたけど、
「もうそれじゃ無理だよー」って眠れないことで知らせてくれたんだ。
気づけてよかった。
今を大切にしたい。
もちろん振り返らずに突っ走ってたわたしも
よくやってたし、大好きだけど。
今は、自分に集中したいかな。
そして、もちろん、
睡眠も、大事にしたい。
あー眠れるようになってよかった!
たっぷり寝て、毎朝ちゃんと目を覚ますことができるのは幸せだ。