ねこの句から・・
昼寝の句
「墓石に猫寝る昼や夏木立」 車谷長吉
車谷長吉 作家で俳人、紹介した写真は別に墓石ではありません。北九州門司港の和布刈神社近くにある公園での昼下がりの一枚。
ちょっと昔に散歩の途中撮ったもの。当時はエサやりさんが毎日エサを決まった時間に持ってこられていましたが、今もそうなのかな? そばには「エサををやらないで」の立て看板! でも、エサやりさんは💛いのちはつないであげたいと、食べた後はキレに片付けて迷惑にならぬように気を配りつつ❤❤
❤・・・切ないですね・・
漱石の句
「秋風の聞こえぬ土にうめてやりぬ」 夏目漱石
この句は「吾輩は猫である」のモデルになった猫の死を、悼んで詠んだ句だろうと、勝手に思っています。漱石自身病持ちの身、或いはこの猫の存在に癒さていたのかもしれません。
私には、漱石が英国時代、日本から届いた子規の訃報に接したときに詠んだ数首の追悼句とかわらぬほどの、哀惜の情をこの句に感じます。
別に飼っていたわけでもなく、猫の方から勝手に押しかけて住み着いていたのかもしれません。漱石も家人もいい距離感を保ちながらこの猫と付き合っていたのでしょうか。
漱石は猫だけではなく、犬も一時期飼っていたそうですね。妻境子さんが流産した時に、慰めになればと飼ったようです。が、引っ越しのため一年程で手放さざるを得なくなったとのこと。その後境子さんは、自ら命を絶ってしまうことになるわけですね。
漱石は、ヒトに無い動物の力を感じることができていたのでしょうか。
想うこと
現代では無理なことかもしれませんが、漱石の時代には、保護猫とか保護犬とか里親さんとかそういう呼び方などなく、もっと自然な状態で付き合えていたのでしょう。まして去勢・避妊などということもなく、現代よりもっとお互いある意味生き方を尊重しあって生きていたのかも知れません。そういう時代が生き物にとって一番いい生き方なのかも・・・・
ご意見はいろいろあると思いますが、私は、そういう付き合い方に近づけれればいいな、と思っています。
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