人の死
死は、感覚としては、寝てて夢みてない時みたいな感覚=無になると思ってる。
つまり、いつも感覚とか感情とか音とか言葉とかで溢れてるこの「自分」がぴったり止まって終わる。
たまにこの感覚を想像するけど、宇宙の果てみたいに、深海の底みたいに、怖い。
感覚は消えても、肉体は消えない。
消えないどころか、存在感を増す。
生きてる肉体とは比べ物にならない、圧倒的な存在感がある。
その人は精神すらもうどこにも無いはずなのに、そこにはその人の強い精神を感じる。
いや、その人の精神じゃない。
見る人が頭の中で作り出したその人の精神。
だから思い込まないで。決めつけないで。
こうやって、気づいた時にはあった仕切りが、溶けていく。
でも、だったら、「物体」は本当にただの物体なのか?
ただの物体じゃない、生の歴史だと思う。
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