TES vs BLG(W3D3)とTES vs FPX(W3D6)とTES vs LNG(W4D2)の感想
はじめに
いつもの複数試合まとめてドンのコーナーです。それでは早速見ていきましょう。
BLGについて
Uziの電撃復帰が発表され一躍注目を浴びましたが、すでにDoggoという上手いADCが在籍して事や、やはりUzi自身も本調子とはいかず早々にチームから離脱し、そのままチームも低迷してしまったというのが正直な感想です。
Summer SeasonではBinとBreatheの電撃トレードもあり新たなメンバーでのスタートとなったBLG。ですが急なメンバーチェンジは影響があったのかチームもあまり良い成績を残せていません。
メンバーの顔ぶれを見ればプレイオフには残ってきそうではありますが、現在のチーム状況としては黄色信号と言ったところ。個人的にはポテンシャルはあるチームだと思います。
FPXについて
Spring SeasonではC9のTopを務めていたSummitがまさかの電撃移籍でFPXのTopレーナーとなります。Clidと合わせて強固なTop、Jungleのラインを構築し、Lwxの爆発力にかける・・・筈だったのですが現実はそう上手く事が運びません。
執筆時点でチームは1勝5敗と、FPXというチームが発足して以来最大のピンチが訪れています。
TianにCrisp、そしてDoinbとかつてのFPX全盛期のメンバーがこぞって抜け世代交代が行われてきましたが、やはりDoinbの変わりを弱冠18歳の新人midレーナーが担うには厳しい面がありました。
頼みの綱の韓国人プレイヤー達はそれなりに良い動きをしていますが、2人が頑張っただけでは勝てないのがLoLというゲーム。このままではプレイオフ進出も危ぶまれる中、果たしてここからチームを立て直すことは出来るのでしょうか。
LNGについて
皆さんご存知スーパーキャリーDoinb率いる青い彗星LNGが、今年もWorldsの出場権をかけて長い戦いに挑みます。
Spring Seasonでは全チーム中4位という好成績で終えることができましたが、Summer Seasonではまずまずと言ったところ。プレイオフ進出は確実でしょうが上位に食い込めるどうかは怪しいところです。
今のメタがDoinbが得意としているチャンピオン達がPickされやすく、逆にDoinb自身があまり練度の高くないチャンピオンをPickする事態になってしまっているのがチームにとって逆風になっているかと思います。
Tarzanの活躍に全てがかかっているのが今の状況ですが、これを如何に打破するかがWorlds出場への鍵となるでしょう。
各試合のリプレイについて
いつものリプレイは下記から御覧ください。
・TES vs BLG
・TES vs FPX
・TES vs LNG
BLG戦の感想
あっという間にパッチ12.10が終わりパッチ12.11での試合となりましたが、全体的に新しいパッチに置いていかれず、しっかりと勝ちきれた試合だったと思います。
エルダーを囮にしっかりと相手のネクサスを破壊する動きや、JackeyLoveのKalistaによるチームの先頭に立って相手を追い詰める動き等、TESらしさが出ていたのではないでしょうか。
そしてこの試合もWaywardが非常に良かったです。Gwenを渡せばしっかりとキャリーし、Camileを使っても要所でウルトでBLGを分断する動きをする等安定感がありました。
やはり負けないTopがチームにいるだけでTianもKnightもすごく動きやすいというのが伝わってきます。かなりいい流れになっているのではないかと思います。
FPX戦の感想
パッチ12.11で頭一つ抜けていると噂のZeriを使っても負けてしまったのは予想外でしたが、それ以外はPickで優位に立ち、勝ち切ることが出来た試合だったと思います。
特に良かったのが3戦目。KalistaとRenataのbot duoが猛威を振るう中唯一対抗出来るのがTahm Kenchと断食Sennaであると言えるでしょう。
ADCが全体的にNarfされると必ず出てくるのが断食Sennaです。現時点LPLにおいてP/B率は61.1%で全体の8位と、かなりの高頻度でPickされています。
そして断食Sennaの相棒と言えばTahm Kench。アイスボーンにラッシュするいつものビルドで耐久と更なるスローを手に入れる事ができ、いつでも味方ADCを敵の魔の手からしっかりと守る事ができます。
攻めても対象の最大HPを参照する丸呑みのお陰で最後まで役割があり、最初から最後までずっと強いとんでもないチャンピオンです。
そして久々となったKnightのCorkiも良かったです。SwainやGalioのようなお互いレーニングフェイズはファームをするだけと言った状況が増えた結果、再び日の目を浴びる事になったと思います。
ゴールドを貯めるのが大変ですが、ルーデンエコーまで完成すればこちらのもの。遠距離のPokeからパッケージによるバーストダメージも出せる正に万能チャンピオン。今後もメタが変わらない限りmidで目にする機会があるのではないでしょうか。
LNG戦の感想
強固なフロントラインにLuluサポート。そしてADCにKogmawを置く、古来から伝わるプロテクトADC構成となったTES。
プロテクトADC構成となればそれをこじ開けるのがLee Sinの仕事。TarzanのスーパープレーによりKogmawが前に蹴り出されるシーンが何度かありましたがチームの献身的なサポートで守り切ります。
更にはKogmaw自身がオーメンを買い徹底して耐久力の差で勝負したTES。正にチームとしての戦略勝ちだったのではないかと思います。
JackeyLoveのEzrealによる前フラッシュからの前ブリンクで華麗にキルを取るシーンもあり非常に満足な一戦でした。
さいごに
この夏のTESは開幕の不調期間を早々に脱し、早くも連勝街道まっしぐらです。
このままの勢いで言ってほしいところですがまだまだシーズンは中盤戦。次の試合は現在5位のWBGとの試合なので厳しい戦いになることが予想されます。
各地で猛暑となっていますが体調に気をつけてLPL観戦を楽しみましょう。ここまで読んでいただきありがとうございました。