TES vs ALの感想(LPL 2022 Summer W10D6)
はじめに
今シーズン最後の対戦相手となるALですが、自分たちより格下のチームに勝つことは出来ますが格上のチームには尽く勝てないと言った印象です。
EDGにJDG、そしてRNGとLPLの強豪チーム相手には全て負け越し。そして今日のTESとの試合の結果でプレイオフ進出出来るか否かが決まる崖っぷちの状態です。
メンバーを見ればプレイオフに残るくらいは出来そうに見えましたが、やはりLPLではプレイオフ出場するだけでも相当の実力がないと難しいのだと改めて思いました。
一方のTESですが、久しぶりにQingtianをスターティングメンバーとしています。Waywardから変える理由は特に見当たらないので、経験を積ませる為に出場させたのだと思います。
プレイオフに出場するためにはサブのメンバーでも1試合はシーズン中の試合に参加していないとダメという規定があるという話もありますが真偽の程は定かではありません。
何れにせよ、TESとしても今日の試合に勝たないとプレイオフ1位通過出来ないのであまり悠長にしている場合ではありません。長らくサブに甘んじていたQingtianが成長している事を祈りつつ試合の方見ていきましょう。なお、本記事は下記の動画を参考に作成されています。
1戦目
まずはBAN/Pickから。
TESは早速Qingtianであることの長所を生かしてきます。すっかりTopレーンでの定番PickとなったSejuaniに対し、カウンターとしてAatroxをPickします。
Lucian、Namiのbotレーンになりますので、相手チームのJungleとしてはどうしてもbotのカバー、及びGankに行かざるを得ません。
そうなるとTopは純粋な1vs1になりますのでSejuani相手には有利にレーニングフェイズを進めることが出来ます。
GwenをBANされてもAatroxを出して強気に行けるところはQingtianの良いところだと思います。
一方のALですが、こちらも定番PickとなったJungle Wukongを軸にNautilus、そしてmidにVexと集団戦を重視した構成を取ります。
Apheliosを選択しているので終盤まで行けばALに勝機がありますが、相手はLucian、Namiのこれ見よがしのレーニングフェイズから勝ちに来るbot duo。簡単にApheliosに有利を取らせてくれないと思いますので、如何に後半まで試合を引き伸ばせるかが勝負の鍵を握ります。試合の方見ていきましょう。
試合は1体目のヘラルドファイト、ピンクワードを壊そうとするAatroxを先に落とすべくフォーカスを集めますが、持ち前の強力なサステインで味方が合流するのに十分な時間を稼ぎます。
自身は倒されてしまいますがヘラルドを倒し終えた味方が合流し一挙3キルを獲得。序盤から順調な立ち上がりです。
試合は中盤戦に差し掛かろうかというところ、midに挿していたワードにAatroxがTPを使用すると同時にViがウルトで飛び込みます。
強引なエンゲージであった為戦列が間延びしてしまい、更にはVexのウルトがLucianに当たる苦しい展開に。
それでもフロントで耐えるAatroxの後ろからSylasが飛び込み、Aatroxをフォーカスするチャンピオン以外と1vs1の状況を上手く作り出します。
Sejuaniから盗んだウルトを最高のタイミングでApheliosに命中させるなど、難しい集団戦を華麗に立ち回ったKnightのSylasが3キル獲得しAceを達成。
黄金左手はプレイオフに向けての準備は万端のようです。
NamiがNautilusのフォーカスを受け真っ先に倒されてしまい4vs5の集団戦となりますが、最早その程度では覆せない装備差がついていました。
後ろから突っ込んできたAatroxの対処に手間取っている間にSylasとLucianでSejuaniを落とし、盗んだVexのウルトを当てるだけ。
いつものメジャイフルスタックにデスキャップを購入しているSylasを止められるはずもなく難なくAceを獲得。そのままネクサスを割りまずは1戦目TESの勝利となりました。次の試合に行きましょう。
2戦目
ALはお返しと言わんばかりにLucian、Namiのbot duoを選択し、KnightからSylasを取り上げます。
個人的には調整されたとは言えディバインサンダラーを積めないジャングラーはあまりPickするべきではないと思っており、ここはXinZhaoではなくTrundleとかの方が良かったかと思います。
一方TESですが、LCKでも猛威を奮うYuumi、Zeriのbot duoで対抗します。度重なるZeriの調整によりWの火力がとんでもないことになっており、更にはAphelios並のlate game carryとしての性能も併せ持ちます。正にBAN or Pickと称するに相応しい性能となっております。
そしてSylasに対してKnightの回答はAkali。久しく見ることがなかったmid APアサシンですが、果たして現在のメタでも通用するのでしょうか。試合の方見ていきましょう。
試合は終盤戦に差し掛かろうかというところ。先にTESがバロンに触る展開ですが思うようなエンゲージが出来ず、先にフロントのチャンピオンが倒されてしまう苦しい展開に。
しかしここでもKnightのAkaliが窮地を救います。バックラインにGnarとXinZhaoを上手く引き付けつつ時計を使ってフォーカスを交わすと、果敢に飛び込みフォーカスを受けつつもウルトでLucianとNamiを同時にキルする冷静なプレイを披露します。
一気に形勢逆転したTESがこの集団戦を優位に終わらせ、Zeriのビルド完成に向けて時間を稼ぐ事に成功します。
その後ALにドラゴンソウルを取られてしまいますが、Zeriのビルドも完成した中迎えた集団戦。最早ALにこの猛攻を耐えるだけの力は残されていませんでした。
裏から入ってきたViがGnarにウルトを放ち前から順番に攻撃するだけであっという間にALのフロントラインのヘルスが無くなっていき、XinZhao、Ganrを難なく倒します。
逃げたNamiを前フラッシュで倒した後一気にALのネクサスにフォーカスをあわせそのまま破壊に成功。改めてZeriの強さを知らしめた一戦だったかと思います。
さいごに
今日の試合に勝利したことにより見事プレイオフ1位通過が確定しました。
長いようであっという間でしたがこれでTESのSummer Seasonは全日程を終えました。
開幕のJDG戦の負けを引きずるかと思いきや怒涛の13連勝を見せてくれる等過去一番のシーズンだったのではないかと思います。
しかしホッとするのも束の間、この後直ぐにプレイオフが始まります。
早速公式からプレイオフの全日程が公開されました。
なんと明日からプレイオフが始まる相変わらずの過密スケジュールですが、一位通過を果たしたTESの初戦は8/22からとなっています。
そして一位通過したことにより負けてもルーザーズがあるので、仮にプレイオフで良い結果を残せなかったとしてもほぼ確実にWorlds出場権を賭けた戦いには進めるので安心です。
しかし狙うはSummer Seasonチャンピオンの座。今のTESの仕上がり具合であれば決して不可能ではないと思います。
因縁のV5との決着も残っていますし、今年のプレイオフも非常に楽しみです。まだまだ暑い日が続きますが引き続きLPLの試合を楽しんでいきましょうと言ったところで今回の記事を終わりたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。